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総合ソリューションパートナー
第105号　2018年　6月
株式会社タカネットサービス
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みなとみらいビジネススクエア2階
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>> 春夏秋冬 <<
陸運上場企業の２０１８年３月期連結業績が出そろい、多くの企業が好決算となりました。９割を超える企業が増収、７割強の企業は増収増益となりました。各社では国内景気の緩やかな回復に伴う荷動きの活発化や収受運賃の底上げ効果が何よりも大きかったと説明しています。また、期を通して軽油価格が比較的に安定していたことも収益改善を後押ししたようです。ただ、１９年３月期の業績予想となると、「強気派」と「慎重派」に分かれ、慎重派が多数を占めます。「各社が好決算となれば、荷主の運賃に対する見方も厳しくなるはず」（大手幹部）。物流企業に限らず、業績が景気や外部環境に左右されることは当然ですが、やはり、基本は常に「外部環境に影響を受けない強固な財務体質づくり」に心がけていかねばならないことは言うまでもありませんね。
リコーロジを１８０億円で買収／ＳＢＳ
ＳＢＳホールディングスはリコーの物流子会社リコーロジスティクス（本社・東京都品川区）を８月１日をメドに買収、子会社化します。買収額は１８０億円。リコーロジの子会社化により、メーカー物流の強化とともに海外ネットワークを活用しながらシナジー効果を追求していきます。リコーロジは資本金４億４８００万円で、国内には１０３カ所の拠点・物流センター、海外にも５拠点を持ち、精密機械の取り扱いやパッケージを得意としています。２０１８年３月期の売上高は７１７億円。リコーロジの買収に伴い、ＳＢＳの連結売上高は２４００億円規模になる見通しです。
大阪－仙台間で鉄道コンテナ輸送／西濃運輸
セイノーホールディングスの中核事業会社の西濃運輸（本社・岐阜県大垣市）は５月７日から吹田貨物ターミナル（大阪）－仙台港（宮城）並びに郡山貨物ターミナル駅（福島）間で、一部貸し切りによるコンテナ輸送（直行運行）を開始しました。毎日１往復運行し、大型トラック６０台分（往復）を段階的にシフトさせていきます。西濃運輸は吹田－郡山間で１６台、吹田－仙台間で４４台を陸上輸送から鉄道輸送に切り替えます。特積み業界では既に福山通運が３線区で専用列車を運行しており、これに続くものとなります。

ＷｅｂＫＩＴ、４月運賃指数が過去最高１２１
全日本トラック協会と日本貨物運送協同組合連合会が管理・運営する求貨・求車システム「ＷｅｂＫＩＴ」の４月の成約運賃に基づく運賃指数は「１２１」で、前月比５ポイント減となったものの、前年同月比では６ポイント増となり、調査を開始した２０１０年度以来、過去最高となりました。
食品メーカー５社、来年１月から九州で共配
味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社の食品メーカー５社は２０１９年１月から九州で常温製品の共同配送を開始します。配送拠点と配送車両を共同利用することで輸送効率の改善につなげていきます。５社では１９年４月に全国規模の物流会社を発足させることで合意しています。なおメーカーの物流子会社である味の素物流（東京）、カゴメ物流サービス（愛知）、ハウス物流サービス（大阪）、Ｆ－ＬＩＮＥ（北海道）の物流機能を再編、活用していきます。
川口流通センターが稼働／国分本社
国分グループ本社（本社・東京都）は、このほどフードサービス事業強化のため国分川口流通センター（埼玉県）を開設しました。東京北部及び北関東エリアの約１４００店舗に対しての食材配送の拠点となります。常温・冷凍・冷蔵の３温度帯の物流センターで、２８基のドックシェルターを設けるとともに、バケット型冷凍自動倉庫など最新鋭の機能を備えています。なお、施設は大和ハウス工業が開発したＤＬＰ川口領家Ⅰの１階を賃借しています。
ゆうパック取扱量２５％増／日本郵便
日本郵便が発表した２０１７年度「ゆうパック」の取扱量は前年度比２５・６％増の８億７５８８万個と大幅に増えました。１７年にはヤマト運輸（本社・東京）や佐川急便（本社・京都市）の宅配上位２社が基本運賃を先行して値上げしたことが影響したようです。また、「ゆうメール」も４・０％増の３６億３７４３万個と伸び、宅配貨物全体でも７・６％増加しました。