TNSニュース2021年2月号 第137号

  • tnsnews
  • 総合ソリューションパートナー
    第137号 2021年 2月

  • 株式会社タカネットサービス

    神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6番4号
    みなとみらいビジネススクエア2階
    TEL:045-222-4488/FAX:045-222-4489
    https://www.takanet-s.com
  • >> 春夏秋冬 <<

    新型コロナウイルスの感染拡大は物流業界を含め全ての産業界に様々な課題解決を迫っています。物流業界に限れば、生産活動の停滞から荷動きが落ち込む中、経営状態の悪化が懸念されています。日通総合研究所の2020・21年度の国内貨物輸送量見通しによると20年度は前年度比7・0%減と大幅に落ち込み、リーマン・ショック後の09年度の6・0%減を更に下回る減少となります。また、21年度は景気の持ち直しを受け、プラスに反転するものの増勢は1・7%増にとどまるとしています。物流企業にとって、貨物の取扱量が減少することは業績確保に大きく影響することは言うまでもありません。取扱量の落ち込み分を、どうカバーしていくかが経営者としての腕の見せ所ということになりそうです。

  • 4割が「トラック確保しやすく」/JILS

    日本ロジスティクシステム協会(JILS)が実施した新型コロナウイルスの感染拡大に関するアンケート調査で、荷主の4割、物流企業の6割が「トラックを確保しやすくなった」としていることが分かりました。また、荷主企業の75%、物流企業の82%が雇用の確保や従業員の安全確保、組織体制の維持・見直し、在宅ワーク体制や業務のデジタル化などの「人材・組織」の課題解決を優先的に取り組んでいます。

  • 冬用タイヤ、ダブルチェック/国交省

    国土交通省は、この冬の大雪で複数回にわたり大規模な立ち往生が発生したことから、バスやトラックを対象とした輸送規則の解釈と運用を一部改正します。雪道を走行する可能性がある場合、バス・トラックの整備管理者が冬用タイヤの安全性を確認するとともに、運行管理者が整備管理者による安全確認の有無を確認しなくてはならないことを明文化します。これをせずに事故や立ち往生を引き起こした場合には監査を実施して処分します。

  • ドローン活用で業務提携/セイノーHD

    セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市)はドローンを活用した宅配システム構築で、次世代型ドローンの研究開発を手掛けているエアロネクスト(本社・東京都)と業務提携しました。提携によると、既存物流とドローン物流の接続を標準化することでО・P・P(オープン・パブリック・プラットフォーム)型の新スマート物流におけるサービスモデルを共同で構築し、人口減少、特定過疎地の交通問題、医療問題、災害対策、物流弱者など、地域における社会課題の解決に貢献していきます。当面山梨県小菅村においてシステム運用を重ねることで全国展開していきます。

  • 配送マッチングで乾汽船と業務提携/福山通運

    福山通運(本社・広島県福山市)はこのほど乾汽船(本社・東京都)と業務提携し、乾汽船が運営する求貨・求車サービスを、自社の全国約400カ所の拠点営業所へ展開します。乾汽船は福通と提携することにより、求貨・求車サービスを運営する上で必要な「車両」を確保します。また、福通では自社が直接営業して獲得する以外の方法で荷物を増やし集配車両の効率的稼働を期待しています。

  • 千葉の低温物流会社を買収/福岡運輸

    福岡運輸ホールディングス(本社・福岡市)はこのほど、中核事業会社の福岡運輸を通じて、低温物流を手掛けるオー・ケー・ライン(本社・千葉県船橋市)を買収、子会社化しました。オー・ケー・ラインは船橋、千葉、東京・国立の3拠点を持ち、中でも船橋の中核拠点は食品スーパーの物流センターとして365日・24時間稼働の定温物流サービスを手掛けています。保有車両18台、売上高は3億6000万円。福岡運輸では関東圏に5カ所の拠点を配置しており、引き続き、ネットワーク拡大に取り組んでいきます。

  • 長尾氏がHD・運輸の社長兼務/ヤマトHD

    ヤマトホールディングス(本社・東京都)はヤマト運輸に主要なグループ会社を統合して「ワンヤマト」とする構想に基づき、4月1日付でヤマトHDの長尾裕社長がヤマト運輸の社長を兼務します。なおヤマト運輸は4月から同社を含む事業会社8社を統合、新たなヤマト運輸として「再出発」します。2020年1月に統合を発表したときは持ち株会社制を解消し、事業会社制に戻す予定でしたが、引き続き、HDの業務を縮小する形で存続させます。

≫編集後記≪

コロナ禍でニュー・ノーマルが拡大・定着する状態が続いています。感染拡大がいつ収束するのか読めない中、少しでも前を向いて仕事をしていきたいものです。車両確保などで問題があれば小社スタッフにお気軽にお声掛け下さい。 西口