TNSニュース2016年10月号 第85号

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    第85号 2016年 10月

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  • >> 春夏秋冬 <<

    今号のニュースにも掲載されていますが、厚生労働省が発表した2015年の監督指導結果で、トラック運送業の改善基準告示の違反率が69・9%と悪化していることが分かりました。バス54・4%、ハイヤー・タクシー42・8%に比べ、トラックの高さが際立っています。国土交通省では昨年9月1日から、トラック運送事業者の改善基準告示違反では地方労働局からの通報を受けた場合、監査を行う前に適正化実施機関による改善指導を行い、早期に違反状況を改善する仕組みを導入しましたが、まだ、効果は現れていないようです。改善基準告示はトラック運送事業者が守るべき労働時間の「ルール」ですが、深刻化するドライバー不足の影響なのでしょうかーー。それにして人材の育成・確保とともに、コンプライアンス(法令順守)重視の企業経営こそが最善最良の生き残る道です。今こそ負のスパイラルからの脱却への道を真剣に考えねばなりません。

  • 8割超が労基法違反、厚労省調査

    厚生労働省が発表した2015年の自動車運送事業者への監督指導・送検状況によると、トラックは2783事業所のうち、労働基準法関係の法令違反は2390事業所(違反率85・9%)でした。また、改善基準告示違反があったのは1944件(69・9%)で、うち1544事業所が最大拘束時間を違反、次いで、総拘束時間1254件(45・1%)、休息期間1216件(43・7%)、連続運転時間947件(34・0%)、最大運転時間599件(21・5%)などが続きました。

  • 車限令違反で大口割引停止、首都・阪神も適用

    これまで東日本・中日本・西日本の高速道路会社(NEXCO)3社だけで実施されていた、過積載など車両制限令に基づく高速道路通行料金の大口・多頻度割引停止措置が、10月1日から首都高速道路、阪神高速道路、本州四国連絡高速道路にも適用され、6社すべての管轄高速道路で適用されます。違反点数は6社の合算で、四半期(3カ月)ごとの累積点数30点以上が複数回に及ぶと、割引停止措置、ETC(自動料金収受システム)コーポレートカードの利用停止となります。

  • セイノーHD、スマホゲームで社員教育

    セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市)はゲーミフィケ―ションを採り入れ、会社の理念や業務、交通安全に関わることなどを自発的、継続的に学べるスマートフォン(スマホ)用アプリのRPGゲーム「SEINO QUEST~伝説を学ぶ者たち~」を開発、利用を開始しました。将来的には同ケームでの成績を昇給や昇進へ加味することで、ES(従業員満足度)向上と、更なるCS(顧客満足度)向上につなげていく方針です。

  • 冨士運輸、GPS活用と独自高汎車両で効果

    長距離輸送を全国展開している富士運輸(本社・奈良市)はこのほど、GPS(全地球測位システム)を活用した位置情報システムや幅広い積み荷に対する「スーパーマルチ車両」の開発により、空車率を半減しました。リアルタイムの車両位置情報を把握し配車業務に活用する一方、架装メーカーと共同開発した汎用性の高い車両を用い、2005年に30%だった空車率は15年には15%と大幅な改善が図られました。

  • 貨物自動車事故15%減、警察庁調べ

    警察庁が発表した交通事故統計によると、1~8月の事業用貨物自動車が第1当事者となる死亡事故件数はトレーラを除き184件となり、前年同期比14・8%減少しました。内訳は大型は21・1%減の97件、普通が23・1%減の10件と、それぞれ2桁減少しました。

  • 佐川急便、駐車違反で身代わり出頭の疑惑

    佐川急便(本社・京都市南区)の男性ドライバーが勤務中に駐車違反の身代わりに知人を出頭させた疑いで、警視庁は16日、ドライバーが勤務する東京営業所(江東区)を家宅捜査しました。警視庁では同営業所の他のドライバーも身代わり出頭させた可能性があるむとして捜査を進めているようです。

≫編集後記≪

先月、横浜市内で開催された「ジャパントラックショー」では、小社のブースに沢山の方にお立ち寄り頂き、心より厚くお礼申し上げます。引き続き、スタッフ一同「経営に役立つ品揃え」を心掛け、ご対応させて頂きます。「こんなサービスがあったら良いな」を含め、お気軽にお声掛け下さい。 西口