総合ソリューションパートナー
第48号 2013年 9月
株式会社タカネットサービス
神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6番4号軽油価格の高止まり状態が続いており、9月も強含み推移の可能性があります。こうした情勢を受けて全日本トラック協会では燃料サーチャージ制の本格実施に向けた取り組みを強化するため、今月中には正副会長会議を開催し、対策を検討するということです。ちなみに燃料サーチャージの届け出件数は4967 件(7月末現在)となっており、この数年間、余り増えていないのが実情です。届け出事業者の保有車両ベースで見ると、全車両の4割程度をカバーしていますが、事業者ベースとなると8%に過ぎません。全ト協では、国土交通省とも協力して、近く開催が予定されている契約の「書面化」推進のためのセミナーに荷主の参加を求め、併せて、燃料サーチャージ導入についての理解を求めたい考えです。届け出件数などの「数字」を見る限り寂しいものがありますが、ここは何としても不退転の気持ちでトラック業界自らが荷主への転嫁に積極的に取り組むことが必要ではないでしょうか。
西濃運輸(本社・岐阜県大垣市)と福山通運(本社・広島県福山市)は共同運行を拡大していきます。両社は3月 12 日に「戦略的物流システムの構築」で業務提携し、同一の配達先を対象に共同一括配送する「エコデリバリー」を実施してきましたが、これを発展させ、拠点間の幹線輸送でも共同運行を実施することになりました。具体的には日曜日やお盆期間など、物量が少なくなる期間に運行する大型トラックの便数を減らす目的で、幹線輸送の共同運行を行うものです。今回の取り組みでは中京地区における横持ち輸送の「共同運行」を実現しました。
全日本トラックはこのほど関係当局が中型運転免許制度改正に向け有識者懇談会を設置、法律改正により 18 歳で、車両総重量5トン以上の車両を運転できるよう仕組みづくりに着手すると発表しました。
日本郵便会社はこのほど全国6エリアにおいて郵便局員が高齢者宅を訪問し、生活状況の確認や買い物支援サービスを提供する「郵便局のみまもりサービス」を 10 月1日から試行開始することになりました。郵便局員が顧客宅を訪問して生活状況を確認し、結果を指定された報告先に月1回通知するサービスを柱として、電話生活相談、かんぽの宿の宿泊割引、会報誌の発行を行います。計画では基本サービスは月額 1000 円、全国6エリア 103 局で実施します。2014 年度以降、実施エリアを段階的に拡大していきます。
パルタックは宮城県白石市に最新の大型物流拠点「RDC宮城」を開設し、9月から稼働開始します。新拠点は南東北3県の県庁所在地(仙台・福島・山形市)のほぼ中央に位置し、東北自動車道・白石インターチェンジに隣接する「白石インター工業団地」に開設します。東北エリア全体を既存施設の「RDC東北」(岩手県石巻市)と2拠点体制でカバーし、出荷能力が 350 億円から 700 億円に倍増する、としています。地上5階建て、延床面積3万 7589 平方メートル。開設に際し、地元の新入社員 13 人とパート従業員 250 人を雇用する計画です。
ワールド・ロジは8月末、破産手続き開始を大阪地方裁判所に申立を行い、同裁判所から破産手続き開始の決定を受けました。負債総額は個別、保証債務を含め約 79 億 5400 万円。同社は 2004 年に株式上場し、業容、企業規模の拡大のため積極的に企業買収を展開し、2007 年には通販業界向けの物流センター「大阪フィルメントセンター」を開設し、大規模な設備投資も行ってきました。グループの売上高は増加したものの、投資資金は、いずれも借入金により調達していたことから有利子負債が増大し、収益と資金繰りを圧迫することになりました。
暑い夏が過ぎ、早くも9月に突入しました。当社グループでは「お客さまのために」をモットーに様々なサービス・アイテムを企画・提供しています。日ごろ、お伺いしています弊社営業スタッフにどんなことでもご相談下さい。即答できない場合でも、後日、改めて「回答」をお持ちいたします。 西口