総合ソリューションパートナー
第100号 2018年 1月
株式会社タカネットサービス
神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6番4号2018年がスタートしましたが、やはり気になるのは景気や荷動き動向ではないでしょうか。帝国データバンクの景気見通し調査によると「回復」を見込む企業は20%で、17年見通しの11%から増加、一方「悪化」は前回の19%から9%に減少しました。景気は1年前より上向いていくと見通す企業が大勢です(1万100社、17年11月調査)――。こうした景況感の中、トラック企業が取り組まねばならない経営課題は何か。まずは人材不足への対応です。そのためには長時間労働の解消や給与水準の引き上げなど労働環境改善に取り組まねばなりません。また、適正運賃の収受による収益基盤の更なる強化も必須の課題ですが、それには差別化された高付加価値物流の提供が最低条件となります。加えて、経営戦略・戦術の再構築といったことにも取り組まねば将来展望は開けません。今年は「課題」を整理する中、それを解決していく決意の「本気度」が改めて問われることになる、ということかも知れません。
全日本トラック協会が発表した2017年度の貨物自動車運送事業安全性評価事業(Gマーク)で、安全性優良事業所に6497事業所が認定されました。これにより、認定事業所数は2万4482事業所となり、全事業所の28・9%を占めることになりました。Gマーク認定はトラック運送事業者の交通安全対策など事業所単位の取り組みを評価し、一定の基準をクリアした事業所を認定するもので、17年度は6800事業所が申請、6497事業所を認定しました。
全日本トラック協会が発表した2017年度の引越事業者優良認定制度(引越安心マーク)の認定事業者数は241事業者(1620事業所)でした。この結果、既存分と合わせると323者(1862事業所)となりました。認定制度は「消費者が安心して引っ越しを任せることができる」などの要件を満たした企業に対するもので、14年度に創設されたものです。
日本貨物鉄道(JR貨物)が3月17日から実施するダイヤ改正によると、トラック業界のドライバー不足などを背景に、中・長距離区間の輸送力を強化します。具体的には①関西-東北間に特積業者向けのコンテナ列車を新設②九州-関東間に自動車部品輸送列車の新設③関東-九州間のコンテナ輸送力の増強④コンテナ列車全般の速達化によるリードタイムの短縮化――などです。中でも関西-東北間の列車(20両編成=12フィートコンテナ換算100個)は、これまで設定のなかった相互深夜発のもので、大手特積業者が15両を使用、残り5両分をその他の業者が使用します。
ラサール、三菱地所、NIPPОの3社は共同でマルチテナント型の物流施設「ロジポート川崎ベイ」建設します。竣工は2019年5月を見込んでいます。同施設は首都高速湾岸線の東扇島出入口まで1・5キロに立地し、東京、横浜方面にもアクセスしやすい。敷地面積13万4800平方メートル(8・9万坪)、5階建て、延床面積29万6700平方メートルと民間物流施設としては国内最大規模となります。
良品計画は3月1日付で、物流子会社アール・ケイ・トラック(新潟県長岡市)を吸収合併すると発表しました。グループの国内物流を担ってきた会社を自社に組み込むことで、グループの中長期的なグローバル物流戦略やサプライチェーン戦略で柔軟な対応をめざしていきます。
福山通運はこのほど広島県福山市に「福山北流通センター」を新設、営業開始しました。同センターは西日本エリアのほぼ中央に位置しており、中部地方から九州地方までの輸送を広域にカバーします地上4階建て、延床面積3万3900平方メートルで、西日本では同社最大規模となります。
新年明けましておめでとうございます。今年は栃木県大田原市内の車両センターをはじめ、その他地域での施設開設などを計画しており、昨年に増して多忙な1年となりそうです。小社は今年も取引先各位とともに成長を確実なものにすべく、引き続き全社員が一丸となり、サービス提供していく所存です。本年も宜しくお願い致します。 西口