TNSニュース2016年1月号 第76号

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    第76号 2016年 1月

  • 株式会社タカネットサービス

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  • >> 春夏秋冬 <<

    物流業界に限らず企業経営は「山あり谷あり」です。トラック業界は一昨年末から軽油価格が下がり、多くの企業の業績が上向きに転じました。ちなみに、上場陸運大手10社の2015年度中間決算は全社が売上高を伸ばし、営業利益でも9社が増益となりました。業界関係者らが「天の恵み」というのも頷けるというものです。しかし、今年はどうか--。燃料安は当分続きそうな情勢ですが、過当競争に伴う運賃の下落、更にはドライバーを中心とした人手不足といった難題について、どう解決策を見つけ出していくのか、それこそ試練の時代に突入していきそうです。いずれも簡単には解決しそうな状況にはありませんが、自社の「成長戦略」及び難題解決の具体的な取り組みをしっかりと見極め、企業経営に臨むことが一層望まれることになりそうです。いざ出陣の気構えで!

  • ◆高速料金、大口多頻度最大50%割引/国交省

    国土交通省は2016年度から、高速道路通行料金の大口・多頻度割引の最大割引率50%について次世代型自動料金収受システム「ETC2・0」の搭載車に限定することを決めました。但し、現行のETC搭載車にも経過期間として6か月程度は最大50%の割引が適用され、これが終わる16年10月以降は最大40%に下がります。トラック運送業界では「最大割引率50%の恒久化」を要望していましたが、今後は車載器購入の助成事業を創設するなどで対応していくということです。

  • ◆運送事業者数が3年連続で減少/国交省

    国土交通省が発表した2014年度末のトラック運送事業者数は6万2637社となり、前年度から比べて0・43%(268社)減少しました。3年連続の減少です。このうち新規参入は13・3%減の951社、撤退(廃止・合併等)は8・1%増の1219社でした。新規参入は2年連続の減少、一方、撤退は減少から増加に転じました。なお14年度末の車両数は135万8228台となり、0・48%(6479台)増えました。

  • ◆160事業所で引越安心マーク/全ト協

    全日本トラック協会はこのほど引越事業者優良認定制度(引越安心マーク)に基づいた2015年度分は事業者65者(160事業所)を認定、発表しました。14年度からの創設で、認定事業者は累計362者(1846事業所)となりました。なお制度やマークの一般消費者認知度が20%と低かったことから、全ト協では3月の繁忙期に向けてPRに努める方針です。

  • ◆貨物車が第1当事者の死亡事故3・9%減少

    警察庁がまとめた交通事故統計によると、事業用トラックが第1当事者となった11月末までの死亡事故は累計297件となり、前年の同時点と比べて12件(3・9%)減少しました。内訳は大型165件(6件減)、中型91件(9件減)、普通17件(4件減)、軽貨物24件(7件増)、トレーラー35件(6件増)でした。

  • ◆トナミ運輸など3社が受賞/グリーン物流

    特積み輸送のトナミ運輸(富山県高岡市)、第一貨物(山形市)、久留米運送(福岡県久留米市)の3社がグリーン物流パートナーシップ会議で、国土交通省物流審議会表彰を受賞しました。受賞の理由は「幹線輸送の共同化」「施設の共用」「集配作業の共同運用」「IT(情報技術)システムの共通化」による輸送事業の効率的運営及びCO2削減による環境負荷低減の取り組みが、業界内外から高く評価されたことによるものです。

  • ◆中国・広州の物流会社を買収/トランコム

    トランコムは3月中を目途に中国・広州に本社を置く「トランスフレイト・チャイナ・ロジスティクス」(広州特蘭富力運輸)を子会社化します。トランス社は現地で運送業を展開しています。2014年には資本参加しましたが、今回、三井物産の持ち分を買い取ります。買収額は約16億円です。

≫編集後記≪

明けましておめでとうございます。本年も皆様のご期待に沿うべく、社員一同、全力投球で臨む所存です。小社スタッフがお伺いした折には、どんなことでも結構ですので、お声掛け下されば幸甚です。 西口