中古トラックの販売・買取・リース・レンタルならトラックランド

総合ソリューションパートナー
第138号　2021年 3月
株式会社タカネットサービス
神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6番4号
みなとみらいビジネススクエア2階
TEL：045-222-4488/FAX：045-222-4489
https://www.takanet-s.com

>> 春夏秋冬 <<

陸運業界は荷動きが落ち込んでいるコロナ禍でも頑張っています。業界紙の報道などによると、上場大手の２０２１年３月期業績予想は宅配便のヤマトホールディングスや佐川急便を事業会社に持つＳＧホールディングスが増収・増益となる他、総合物流、一般輸送、特積み輸送業者でも、売上高、利益ともに上方修正している企業が少なくありません。コロナ禍の影響を大きく見積もった「反動」もあるかも知れませんが、相当の経営努力の結果と言えます。物流企業にあっては物量の確保は大前提ですが、しかし、厳しい経営環境下にあっては物量だけに頼らず、業務の見直しなどといった「積極策」が、いかに大切かの証左です。今、各取引先向けの物流サービス全般の「概要」を改めて見直すチャンスかも知れません。
トナミＨＤ、ＤＴＨＤが資本・業務提携

特積み大手のトナミホールディングス（本社・富山県高岡市）と第一貨物（本社・山形市）の持ち株会社であるディー・ティーホールディングス（ＤＴＨＤ）が資本・業務提携しました。トナミＨＤはＤＴＨＤの持株比率を現行の０・７％から２・６％に高めるとともに、ＤＴＨＤはトナミＨＤへの株式譲渡総額を上限に、市場などから取得します。両社では、これまでも共同出資で幹線輸送会社を設立、運用している他、共同運行などに取り組んでおり、新たな資本・業務提携で長期的パートナーシップの関係を強化していきます。
大阪～盛岡間で専用コンテナ列車／福山通運

福山通運（本社・広島県福山市）は３月２３日から大阪（安治川口駅）～盛岡（盛岡貨物ターミナル駅）間で、福通向け専用コンテナ列車「福山レールエクスプレス号」を運行開始します。列車は２０両編成（３１フィートコンテナ４０個積載）で、大型トラックで約４０台分を、陸送から鉄道輸送にモーダルシフトします。これまで東京～大阪、東京～岡山・福山、名古屋～北九州・福岡間で運行しており、４往復目となります。また、４往復により、合計大型トラック３００台分（１日当たり往復）が鉄道コンテナ輸送となります。

２４年３月期に売上高２兆円／ヤマトＨＤ

ヤマトホールディングス（本社・東京都）は２０２４年３月期最終年度とする中期経営計画をまとめ発表しました。最終年度には売上高２兆円（２１年３月期予想比１９％増）、営業利益１２００億円（４６％増）を見込むとともに、期中に４０００億円の設備投資をインフラ整備して行います。ヤマト運輸に主要子会社を統合する「ワンヤマト」体制で、データ分析による業務量予測に基づいた経営資源の最適配置を進め、集配と幹線輸送の効率化を進めていきます。また、ＥＣ（電子商取引）事業者との「共創」をさらに積極化していきます。
栄進急送など２社を買収／ハマキョウ

ハマキョウレックス（本社・静岡県浜松市）は、兵庫県伊丹市の物流会社２社を買収し、子会社化しました。栄進急送（本社・伊丹市）と、その子会社のマルコ物流（同）の２社で、ともに村上功氏が社長を務めています。ハマキョウは兵庫県を中心に食品の３ＰＬ（サードパーティー・ロジスティクス）を手掛ける両社を傘下に収めることで、自社の３ＰＬ事業の拡大とともに、拠点拡充及び関西圏の営業強化につなげていきます。２社の売上高は栄進急送が２０億円、マルコ物流が６億円です。
名古屋～福岡間で専用列車運行／西濃運輸

西濃運輸（本社・岐阜県大垣市）は３月２９日から名古屋（名古屋貨物ターミナル駅）～福岡（福岡貨物ターミナル駅）間において、混載ブロックトレイン（編成の一部を貸し切りで輸送するコンテナ列車）の運転を開始します。列車は２４両編成で、うち西濃運輸は１６両（大型トラック、１日当たり往復３２台）、一般利用８両です。
宅配事業に参入、拠点間輸送も／両備ＨＤ

両備ホールディングス（本社・岡山市）はＥＣ事業者と物流会社の６社と提携し、宅配事業に参入しました。貨物部門の両備トランスポートカンパニーが取り組むもので、当面は岡山県と広島県を配送エリアとして、既存の物流拠点に軽貨物車を数台配置し宅配事業を行います。計画では２０２３年度には１１０台まで拡大していく予定です。