総合ソリューションパートナー
第84号 2016年 9月
株式会社タカネットサービス
神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6番4号国土交通省は近くダブル連結トラックの走行実験を行います。特殊車両通行許可の車両長制限を現行の21mから25mに緩和するものです。運転者1人で大型トラック2台分の貨物が輸送できることから生産性は大幅に向上することになります。また、ドライバーの長時間労働改善に向け、中間点で上下線のドライバーが交代する中継輸送の実証実験も併せて行います。フルトレーラの長さ規制は2013年に19mから21mに緩和されました。自動車物流大手の日本梱包運輸倉庫では、いち早くダブル連結車両100台を導入、効果を挙げているということです。因みに、9月1日から3日まで「パシフィク横浜」(横浜市西区みなとみらい)において国内最大級のトラック関連総合展示会「ジャパントラックショー2016」が開催され、そこでは物流業界が直面しているドライバー不足問題や生産性向上といった課題解決に向け各種の展示や講演会などが行われる予定です。小社もトラックの有効活用をテーマに、いくつかのビジネスモデルを提案すべく出展しています。ぜひ、ご来場頂き「これからのトラック経営」を考えるヒントとともに、何か手応えを感じて下さればと思います。多少、PRめいてしまいましたが、ご容赦下さい。
全日本トラック協会と日本貨物運送協同組合
連合会は8月23日、石井雄一・国土交通省道路局長を訪問し、高速道路料金の大口・多頻度割引について従来のETC搭載車への経過措置を当面の間延長するよう要望しました。全ト協では①ETC2.0車載器の普及促進を図るため助成事業を20億円規模(1台4千円、50万台)で実施している②しかし、メーカーの供給体制が整った時期が2016年4月頃で、装着が遅れており、今後半年程度では十分普及しない状況にある(現在ETC2.0の装着台数=中型・大型・特大車の合計=は約16万3千台)--などを延長の理由に挙げています。
近畿運輸局は兵庫県の運行管理試験会場で3月6日にスマートフォンを使用して集団カンニング行為を行った受験者9人のうち、試験に合格した8人に運行管理者資格証の返納命令を発令しました。8月26日付。カンニングを理由とした資格者証の返納命令は全国初のことです。
福山通運(本社・広島県福山市)は広島県警察との間で「特殊詐欺被害防止に関する協定」を締結しました。現金を宅配便で送付させる事案の対策として、福通が広島県内で取り扱う宅配便の荷物送付状に現金は送付できない旨の注意喚起シールを貼付します。この協定締結は、社会貢献活動(防犯CSR活動)として取り組むもので、自社費用によるこうしたシール貼付の取り組みは全国初です。7月1日から実施しています。
中堅特積みの第一貨物(本社・山形市)は、8月19日から、同社ホームページ(HP)の「貨物追跡照会」へ、配達中の貨物の「配達予定時間」の表示を始めました。HP上から伝票番号を入力することで、おおよその配達予定時間を確認できるものです。同サービスは配達ドライバーが持ち出し後、配達予定時間が表示されます。輸送品質及び顧客満足度の向上を図るのが狙いです。ただ、他業者への委託・中継される貨物は表示されません。
厚生労働省が発表した全都道府県の今年度の最低賃金は、改定額が全国平均で823円(時給)となり初めて800円台を突破しました。改定後の額が最も高いのは東京都の932円、次いで神奈川県930円。静岡(807円)、兵庫県(819円)が新たに800円台となり、大都市圏の7府県が800円台となりました。前年度は最も低く600円台だった沖縄県、宮崎県も21円の引き上げで714円となり、全都道府県が700円台となりました。
春夏秋冬でも紹介しましたが、初めてのトラックショーに、小社も出展、ブースを開設しています。お客様に役立つビジネスモデルを提案しています。ご来場の折には、ぜひぜひ、小社のブースにお立ち寄り下さい。スタッフ全員、心よりお待ちしております。 西口