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第67号　2015年　4月
株式会社タカネットサービス
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>> 春夏秋冬 <<
退職自衛官を狙えーー。国土交通省、防衛両省はこのほど、物流分野の労働力確保対策の一環として、退職自衛官の再就職を円滑化するため、全国の地方トラック協会が会員事業者の求人票をとりまとめ一括して自衛隊に提出できる枠組みを創設しました。特定の業界と退職自衛官を「マッチング」する仕組みは初めてで、２０１５年度から運用を開始するそうです。ちなみに、自衛官は大型免許や自動車整備士などの技能を持つ人材が多くいます。労働力不足にあえぐトラック運送業界にとって「即戦力」となりそうです。ただ、トラック業界ではこれまでも退職自衛官を積極採用している企業も多く「先行企業」にとっては「競争激化」となりそうです。いずれにしても人材確保に向けた取り組みは必要不可欠の状況になってきました。
◆ドラレコ導入で事故件数半減／全ト協
全日本トラック協会はこのほど、ドライブレコーダの導入に関する調査報告書を公表し、回答した事業所の事故削減状況は月間１・３１件(導入前)から導入後は０・５７件となり、平均で５６・８％削減したことが分かりました。種類別の削減率は簡易型が５５・９％、運行管理連携型が５３・１％、標準型は６９・９％となりました。なお、回答事業所のドライブレコーダの装着率は７４・４％で、運行管理連携型が最も多く導入されていました。
◆関東、近畿でヘルスケア事業拡大／三井倉庫ＨＤ
三井倉庫ホールディングスは医薬品や医療機器を取り扱うヘルスケア事業を強化していきます。４月には西神戸事業所第２センター、９月には北埼玉事務所第１センターが完成します。また、神戸の業務団地内に新たに用地を取得し、ここにも専用センターを建設します。同社では「ヘルスケア事業は今後も成長が続くマーケット」としています。

◆２月の輸出航空貨物４２％増／ＪＡＦＡ
航空貨物運送協会(ＪＡＦＡ)がまとめた２月の輸出航空貨物の取扱量は前年同月比４２・１％増の９万９４４７トンでした。仕向け地別では米州向けが３倍の４万３１３２トン、アジア向けも１８・４％増の４万２２００トン、欧州向けは１６・３％増の１万４０５２トンでした。米国が大幅に伸びたのは米西海岸の２大港の港湾ストにより、自動車関連部品などの輸送が海上輸送から航空輸送に切り替わるなどの「特需」によるものです。
◆宮古ー室蘭航路を新規開設／川崎近海
川崎近海汽船は宮古港(岩手県)と室蘭港(北海道)を結ぶ長距離フェリー航路を、２０１８年春をめどに開設します。就航船は１万総トン型で、航海距離３２５キロを約１０時間で結びます。毎日１往復で通年運航を行う予定です。同社では「東日本大震災の復興工事の進展に伴い、宮古港から岩手県内、仙台、首都圏などへのアクセスが大幅に向上する他、トラック事業者からは新規航路の開設に強い要望があった」と説明しています。
◆２年連続で減少、車両数は増加／国交省
国土交通省が発表した２０１３年度の貨物自動車運送事業者数は、事業者数は６万２９０５社で、前年度から３１社下回り、２年連続で減少しました。また車両数では１３５万１７４９台で、前年度から１万２２２６台増えました。０８年のリーマン・ショック時の水準まで回復しています。業種別では特積みが２７６社(４社減)、一般が５万７４３９社(７社減)、霊柩４６６０社(３７社増)、特定５３０社(３７社減)です。
◆値上がり続く物流系アルバイト時給
リクルートジョブズが発表した２０１５年２月度のアルバイト・パート募集時の平均時給によると、３大圏の製造・物流・清掃系は９５０円(前年同月比０・８％増)で、うちドライバー・配送・デリバリーは９７８円(０・４％増)で、ドライバー中型・大型は１０７９円(１・５％増)、物流作業９５８円(１・４％増)、フォークリフトなどの構内作業は９６７円(１・２％増)でした。３６か月連続で上昇しています。