TNSニュース2018年4月号 第103号

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    第103号 2018年 4月

  • 株式会社タカネットサービス

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  • >> 春夏秋冬 <<

    運送会社幹部の話によると、トラック運送事業者の適正運賃・料金収受に向けた取り組みは大手に限らず、中堅企業へも波及しているようです。このためか、メーカーでは「物流費アップ」を理由に商品価格の値上げを行うところも少なくないようです。「5年前からドライバーの労働条件改善のため運賃改定をお願いしていたがやっと認められた」「仮に応じてもらえなければ撤退の思いを強くして臨んだ」「大手が先行して値上げに動いたことからわれわれも交渉がしやすかった」。但し運賃値上げに応じてもらうためには輸送品質の更なる向上が前提条件となることは言うまでもありません。トラック業界の労働条件は、一部の大手企業を除けば決して「上位」にあるとは言えません。労働環境の一層の改善による「人材の定着化」など運賃値上げの理由には事欠くことはないはずです。

  • 9年ぶりに赤字経営から脱却/全ト協調査

    全日本トラック協会がこのほどまとめた経営分析報告書(2016年度決算版)によると、輸送量の増加を背景に貨物運送事業収入は前年度比6・1%増え、営業利益率も燃料価格の下落などにより、0・5ポイント改善の0・2%となり、9年連続の営業赤字から脱却しました。ただ、ドライバー不足により残業の長時間化、人件費の上昇のほか、傭車利用の拡大などが響き、改善は限定的になっています。1社平均では営業収益は2億1375万1000円となっています。

  • 無期労働契約への転換制度導入/ヤマト運輸

    ヤマト運輸(本社・東京都)はSD(セールスドライバー)を採用する場合、現在、正社員への登用を前提に契約社員としてフルタイムのSDを採用していますが、5月16日以降に入社するSDは、すべて正社員で採用します。これまではSDが入社後、チャレンジ制度などによる選考要因を見極めたうえで、概ね、入社後2年程度で正社員に登用してきました。フルタイムの契約社員約3000人及びSD以外の仕事や作業を担当するフルタイムの契約社員のうち社内での一定基準を満たす約2000人についても本人希望により正社員に登用します。

  • 4月から地域子会社を統合/味の素物流

    味の素物流(本社・東京都)は4月から東北から四国までをカバーしている地域子会社を全て吸収合併し再編成を行います。人手不足の影響によりドライバー採用が難しくなる中、6社を本体に統合することで採用活動の効率を高め、採用コストを抑えていきます。2016年7月には関係会社に対するガバナンス強化を進めるとともに、地域支店の業務を統括、支援する組織として「支店統轄部」を設けました。また、17年7月にはグループ全体の安全品質管理体制の強化を図るための「安全品質管理部」を設けています。

  • 貨物賃率10%引き上げ/JR貨物

    日本貨物鉄道(JR貨物)は10月1日から、基本運賃の基礎となる「貨物賃率」を平均10%引き上げします。鉄道貨物運賃は「貨物賃率表」により、発着駅間の「運賃計算キロ程」に応じた「賃率」を求め、それに貨物の重量に基づき算出した「運賃計算トン数」を乗じて計算したものを「基本運賃」としており、これに輸送条件等に応じた割増・割引を行います。コンテナ貨物の場合、輸送距離600キロで現行賃率は6925円(1トン当たり)ですが、値上げ後は7618円になります。

  • 釧路市に3温度帯センター竣工/国分グループ

    国分グループ本社(本社・東京都)はこのほど北海道釧路市内に新たな3温度帯対応の物流センターを竣工させました。釧路地域ではこれまで常温センター2拠点、低温センター2拠点がありましたが新センターに集約しました。冷凍庫192平方メートル、冷蔵庫2347平方メートル、常温庫3680平方メートルなどの規模です。

  • 情報累計数700万件突破/トラボックス

    オンライン物流ネットワークのトラボックス(本社・東京)は3月9日で「登録された情報数(求荷求車情報)が累計で700万件を突破したと発表しました。現在は月間約12万件で推移しています。

≫編集後記≪

すでに一部ご案内しておりますが、小社の運輸事業部門が 株式会社タカロジとして 統合し社名変更しました。 これからも、物流業の一翼を担う企業として邁進いたします。 西口