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総合ソリューションパートナー
第98号　2017年　11月
株式会社タカネットサービス
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>> 春夏秋冬 <<
求貨・求車事業を手掛ける物流大手企業によると、直近では、求貨情報に対して求車情報件数が増えており、しかも「拮抗状態」にあると言います。求荷情報が圧倒的に多かった時期と比べれば、時代は様変わりしたようです－－。いま、トラック業界では日本通運、ヤマト運輸に続き、今月中には佐川急便が値上げ実施します。背景には、荷主企業にもトラック企業のドライバー確保、長時間労働の是正、更には安全対策などによるコストアップ要因がようやく認識されてきたことがあります。また、今月からは運賃と料金を分けて収受できる改正運送約款が施行されることも背景にあるようです。いずれにしても外部環境はトラック運賃の上昇につながる要素が多くあります。冒頭の車両不足は、業界の実態を反映したものであり、この危機を乗り越え「永続的に事業を継続していく」ためにも運賃値上げが必要不可欠ということです。
営業用トラック４年ぶり３０億トン／国交省
国土交通省によると、２０１６年度の営業用貨物自動車の輸送トン数は前年度比３・５％増の３０億１９３１万トンとなり、５年ぶりに増加しました。また、トン数が３０億トンの「大台」を超えたのは４年ぶりでした。ちなみに２８年度の営業用、自家用トラックの輸送トン数合計は２・１％増の４３億７８２６万トンでした。自家用トラックは１３億５８９５万トンで、前年より１・０％減少しました。ちなみに分担率は営業用６９・０％、自家用３１・０％となっています。
１１月から新東名で１１０キロ走行／警察庁
警察庁は１１月１日から新東名・新静岡－森掛川インターチェンジ間の約５０キロメートルで規制速度を時速１１０キロに引き上げる試行を開始しました。引き上げに伴う交通事故実態及び実勢速度などを分析した上で、規制速度を時速１２０メートルに引き上げたり、他路線・区間での引き上げを検討していきます。ちなみにトラックでは車両総重量８トン未満の車両が対象となり、大型車の規制速度は時速８０キロのままで変更はありません。

トラック航送４％増加／長距離フェリー協会
日本長距離フェリー協会がまとめた２０１７年度上半期のトラック航走台数は前年同期比３・８％増の６３万６５００台でした。長距離運行を中心としたドライバー不足やモーダルシフト気運の活発化などの追い風を受けてのものでした。特に、好調だったのは北関東（大洗）－北海道（苫小牧）航路で、12・７％増の８万３８０台を運びました。また、京浜（東京）－東四国（徳島）も８９５０台を運び、１６・５％増となりました。
２５メートルフルトレ運行開始／福通
福山通運はこのほど全長２５メートルの「ダブル連結トラック」（フルトレーラ）の運行を開始しました。国内初の取り組みで、当面は名古屋支店（愛知県北名古屋市）－裾野営業所（静岡県裾野市）間の約２７０キロを週３往復の運行を行います。積載容量は１２６立方メートルで、最大積載量は２４トンで、普通大型トラックと比べて２倍の積載容積を確保しました。いすゞ自動車、日本トレクスの協力を得ながら本格運行にこぎつけたもので、福山通運では将来２００台（セット）体制の運行を視野に入れながら取り組んでいくということです。
昭和冷蔵を子会社化／セイノーＨＤ
セイノーホールディングスは昭和冷蔵（本社・東京都）及び同社グループのショーレイフィット２社の全株式を取得し、完全子会社化しました。昭和冷蔵は千葉県市川市、神奈川県川崎市など計３カ所に合計６万９０００トンの収容能力を持つ冷蔵冷凍庫を保有する一方、ショーレイフィットは製氷事業を手掛け、製造した角氷やカット水を飲食店やホテルなどに販路を持っています。
引越ＣМで青森県初の「音商標」／三八五流通
青森県八戸市に本社を置く三八五流通が、引っ越しサービスのテレビＣМで、長年使用している「グリーンぼうやの三八五」のメロディーがこのほど特許庁から「音商標」として登録が認められました。青森県の企業では第１号です。同社では１９８４年から開始し、現在東北６県で、このメロディーを使ったテレビＣМをオン・エアしています。