TNSニュース2019年12月 第123号

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    第123号 2019年 12月

  • 株式会社タカネットサービス

    神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6番4号
    みなとみらいビジネススクエア2階
    TEL:045-222-4488/FAX:045-222-4489
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  • >> 春夏秋冬 <<

    上場物流企業の2019年9月中間決算が出そろい、各社は増収増益、減収減益と明暗を分けました。企業間の小口貨物輸送が主力のSGホールデイングス、セイノーホールディングス、福山通運、更に総合物流大手のセンコーグループホールディングスなどが増収増益、一方、国際物流を本格的に手掛ける日本通運、日立物流などでは米中貿易摩擦による取扱量の落ち込みも響き、減収減益となりました。増益組は人件費、外注費を中心としたコスト上昇もありながら、既存顧客との取り引きの深度化や新規荷主の獲得、更には業務の効率化や運賃・料金の値上げ効果などが収益改善要因となりました。中でもSGHDの連結決算は売上高が前年同期比8%増の5877億円、営業利益も13%増の371億円と「独り勝ち」でした。SGHD関係者は「輸送品質の保証こそが、荷主獲得、運賃・料金の適正収受の最大の近道です」と話しています。

  • 川崎・溝の口物流センター竣工/日通

    日本通運はこのほど、川崎市高津区に「溝の口物流センター事業所D棟」が完成し、営業開始しました。敷地面積は1万1850平方メートル、3階建てで、延べ床面積2万9520平方メートルの規模です。住宅建材、オフィス什器、食品など、さまざまな商品を取り扱うほか、ICT機器の入れ替えなどの展開業務、キッティング業務、保守業務など、荷主企業のニーズに応じたワンストップサービスを提供します。1・2階には大型・中型車が80台接車可能なバースを設け、また、1階には冷凍・冷蔵倉庫を併設しています。

  • M&Aでネットワーク拡大/安田倉庫

    倉庫準大手の安田倉庫(本社・東京都)はこのほど、北陸の中堅運輸会社の大西運輸(本社・金沢市)と子会社のオオニシ機工(同)の2社を完全子会社化しました。大西運輸は車両300台を保有し、北陸3県に根差した配送網と、関東・関西・中京地区へと広がるネットワークを持ちます。2019年3月期の売上高は約37億円です。また、オオニシ機工は一般建設業者でクレーン作業や建材輸配送を得意としています。安田倉庫では「物流ネットワークの拡充で更なる輸送品質の向上を図っていく」としています。

  • 長尺・重量品を混載輸送/ニッコンHD

    ニッコンホールディングス(本社・東京都)は2020年4月から全長21メートルのフルトレーラを活用し、長尺・重量物を対象とした全国規模での混載輸送を開始します。幹線輸送にフルトレ約100台、集配車両としてユニック車などの特殊車両を含め400台を用意します。また、東北、関東、名古屋、関西、九州など幹線ルート上の全国5カ所にハブセンターを開設し、乗り継ぎ及び集配車両の配置基地として活用していきます。中核事業会社である日本梱包運輸倉庫(本社・東京都)が中心となり実施します。企業間輸送で長尺・重量品はゲテ物として敬遠されており、パレット輸送に切り替え、新規需要を取り込んでいきます。

  • 求貨・求車事業でGLPと業務提携/トランコム

    トランコム(本社・愛知県)は車両の配車支援や積み替え輸送の効率化に向け、物流不動産開発の日本GLP(本社・東京都)及び同社子会社の情報システム開発会社モノフル(本社・東京都)と業務提携しました。トランコムは求貨・求車のマッチングシステムをBtoB(企業間)向けサービスにパッケージして両社に提供。GLPとの間では同社保有の物流施設を活用しながらクロスドッキングを実施するとともに、モノフルとは配車支援サービス「配車プラス」とトランコムの取引業者の約1万3000社の運送事業者が持つ情報を結ぶことで「配車プラス」ユーザーの求貨・求車ニーズに応えます。

  • 神奈川・平塚に大型物流センター/日本ロジテム

    総合物流中堅の日本ロジテム(本社・東京都)は2021年3月をメドに神奈川県平塚市内に大型物流センターを開設します。敷地面積3万1100平方で、地上5階建て、延べ床面積6万5500平方メートルの規模で、大和ハウスが建設したものを全棟借り受けます。同センターは圏央道の寒川北インターチェンジ(IC)、新東名の厚木南IC、東名・厚木IC、小田原厚木道路・伊勢原ICの4道路、4ICへアクセスが可能という好立地です。 物流現場で①作業者の健康状態・動態把握②作業者・倉庫の詳細可視化③高速で精緻な商品・ラベル認識--を確認します。

≫編集後記≪

本年の最終号をお届けします。毎月のTNS NEWSを振り返って見てもトラック業界は「山あり谷あり」の1年でしたが、そんな中、確実に成長・拡大を続ける企業もありました。引き続き、小社では取引先各位の発展を願い、皆様にお役に立つ商品を企画・提供していく所存です。 西口