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第83号 2016年 8月
株式会社タカネットサービス
神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6番4号今号のニュースにも掲載されていますが、改正総合物流効率化法(物効法)が10月にも施行される見通しのようです。労働力不足が深刻化する中、物流事業者と荷主、物流業者と地方自治体、物流業者同士など2者以上の「連携」を前提に様々な物流効率化への取り組みを支援していくものです。認定の対象となる内容としては、①モーダルシフト推進事業②地域内配送共同化事業③輸送網集約事業--の3事業を挙げています。これは個々の企業経営にも通じることで、同業を含む他社との「連携」は新たなマーケットの開拓にもつながります。果たして「連携」はモーダルシフトや効率化・省力化に限らず、成長戦略を描く上で、これまで以上に重要な意味合いを持っていると言えそうです。因みに、物効法の活用事例は多く、直近では3年連続で30件以上で推移しているそうです。
帝国データバンクが実施した事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査によると、運輸・倉庫業で「BCPを策定している」企業の割合は17・6%となり、全業種平均の15・5%を上回りました。他の業種では金融業が44・9%と群を抜いており、次いで、農林・水産業22・4%、サービス業18・9%と続き、運輸・倉庫業は4番目に高くなっています。
SBSホールディングスはこのほど、従業員の健康と職場環境の向上を図るため、物流業界では初となる「睡眠研修」を開催しました。ニューロスへース(本社・東京)に委託して開催したもので「質の高い睡眠によって個人の能力を最大限発揮できる体調に整える技術」を身につけました。同社では「詳細を分析し、定期的な開催も検討していく」と話しています。当日はSBSグループ社員総勢200人が参加しました。
運行管理者試験センターが3月に実施した運管試験の兵庫県の試験会場で、9人の受験者によるスマホ(スマートフォン)を使用した不正行為(カンニング)が判明しました。運管センターによると、試験会場を途中退席した受験者の1人が、試験会場に残った受験者8人にスマホで「解答」をメール送信し、全員を合格させた、というものです。運管センターでは事態を重視しており、今後、再発防止対策を更に強化していく方針です。
国土交通省は「改正物流総合効率化法」(物効法)について10月から施行する見通しです。改正物効法は2者以上の事業者での連携を促し、効率化を図る取り組みを支援します。物流施設への予約システムの導入や共同配送、モーダルシフトなどを行う事業者に対し補助金や税制特例を付与し、従前制度と比べて活用しやすくなっています。約10年ぶりに改正されたものです。
国土交通省がまとめた2015年度の宅配便取扱個数は前年度比3・8%増の37億447万個となり、2年ぶりに増加しました。14年度は消費増税の影響で減少しましたが、15年度は消費の持ち直しやネット通販の需要の拡大などを背景に増加に転じました。ヤマト運輸、佐川急便、ゆうパックの上位3社のシェアは前年度の92・5%から92・9%となりました。
日本自動車販売協会連合会がまとめた2016年1~6月の貨物自動車販売台数は、普通車6万4384台(前年同期比4・1%減)、小型車12万6200台(4・5%減)となり、ともに減少しました。メーカー別でみると日野が1万7265台(4・8%増)でトップ、次いで、いすゞ1万5086台(5・0%増)、ふそう7781台(0・2%増)、UD4967台(11・7%減)。
先般メールでご案内させて頂きましたが、弊社東北支店が8月5日新装リニューアルオープン致します。これも取引先各位のご支援の賜物です。引き続き、取引先各位の「後方支援」に徹すべく、態勢を整えていく所存です。向暑の折、健康にご留意されてのご活躍を祈念しています。 西口