TNSニュース2018年5月号 第104号

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    第104号 2018年 5月

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  • >> 春夏秋冬 <<

    国土交通省は7月1日からトラック、バス、タクシーの運転者の過労防止関連違反に対する行政処分を強化します。例えば、1日16時間超の勤務をさせるといった違反の件数が一定以上に達した場合、現行では「20日間」の車両停止処分は「40日間」に引き上げられます。また、健康診断の未受診者でも現行は半数未満は「警告」、半数以上は「10日車」ですが、改正後には未受診者1人で警告、2人で20日車、3人以上では40日車となります。さらに、トラックの行政処分に際し使用を停止させる車両数の割合を、最大5割まで引き上げます。例えば、保有車両数10台の営業所に対して車両停止処分150日車の場合、現行では「2台×75日間停止」ですが「5台×30日間停止」になります。いずれにしても法令順守の取り組みを強化しなければなりません。

  • 国交省に働き方改革計画提出/全ト協

    全日本トラック協会は「トラック運送業界の働き方改革実現に向けたアクションプラン」を石井啓一国土交通大臣に報告しました。「荷待ち時間、荷役時間の削減や高速道路の有効利用」「ドライバーの処遇改善や経営基盤の強化」「書面化などの推進、適正運賃・料金の収受」「女性や高齢者、若年労働者を含む従業員が働きやすい職場・会社づくり」などを4本柱として取り組むもので、罰則付き時間外労働規制の適用が開始される2024年度には年間960時間超のトラック運転者が発生する事業者の割合が「0」となるように設定しています。

  • Gマーク認定のネット申請スタート/全ト協

    全日本トラック協会は2018年度の貨物自動車運送事業安全性評価事業(Gマーク制度)の申請受付を7月2日から13日まで行います。5月1日から申請書類の頒布を開始しますが、インターネットによる申請書の作成は4月16日から可能です。16年度からは厚生年金保険料の納付状況が確認できる書類の添付が必要になっている他、複写式申請書(手書き記入)による申請には申請書実費1000円が必要ですが、申請書作成システムで作成した申請書による申請の場合は無料です。

  • 17年度・コンテナ、車扱とも増加/JR貨物

    日本貨物鉄道(JR貨物)がまとめた2017年度の輸送実績は、コンテナが前年度比2・0%増の2243万トン、車扱も2・9%増の3164万2千トンを取り扱いました。コンテナの内訳では「積合せ貨物」が6・5%増、「エコ関連貨物」6・1%増となったが、「農産品・青果物」0・1%増、「科学工業品」0・4%減、「家電・情報機器」0・7%減と横ばいでした。

  • キタザワを買収、引越事業拡大/福山通運

    福山通運は引っ越しを手掛けるキタザワ(本社・東京都江東区)の株式51%を取得し、資本・業務提携することで合意しました。首都圏を中心に事業を手掛けるキタザワと提携することでノウハウを共有するとともに、福通の全国ネットを活用して営業エリアを拡大していきます。キタザワは1957年4月に一般貨物運送業者として設立、98年4月にはキタザワ引越センターを立ち上げています。17年3月期の連結売上高は約12億円です。

  • 運送会社ケーワイケー買収/トナミHD

    トナミホールディングスは千葉県柏市の運送会社ケーワイケーの全株式を取得し、子会社化すると発表しました。子会社の「実運送力」「地域密着型の配送サービス」を生かすとともに、新たな企業価値創造をめざしていきます。一般貨物輸送、倉庫、利用運送、引っ越しなどを行っています。資本金5千万円で、2017年8月期の売上高は約15億円。

  • 新拠点にアシックス物流集約/丸紅ロジ

    丸紅ロジスティクスは、茨城県つくばみらい市の「つくば物流センター」の隣接地で「物流センター2号棟」が竣工したのに伴い、ここにアシックスのシューズ、スポーツ用品を分散している外部拠点から集約し、移転します。施設は既存センターと合わせた延べ床面積は6万4千平方メートル規模で、同社最大の物流センターとなります。なお、丸紅ロジでは昨年8月稼働の神戸物流センターでも業務受託しています。

≫編集後記≪

コラム「春夏秋冬」でも記しましたが労務管理関連の法令違反に対する行政処分が強化されます。コンプライアンスの徹底が以前にも増して求められそうです。 当たり前のことですが、まずは足元から「再確認」しなければなりません。 西口