TNSニュース2015年8月号 第71号

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    第71号 2015年 8月

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  • >> 春夏秋冬 <<

    トラック業界内では「ドライバーを募集しても集まらない」「5、6回、新聞に広告を打ったのに応募者はゼロだった」といった悲痛な声が聞かれます。
    そのための「解決策」は何かあるのかーー。まずは「なり手」を増やすことが不可欠ですが、賃金アップや労働時間の短縮などを早急に進めなければならないでしょう。因みに全ト協のドライバーへのアンケート調査によると、「賃金が安い」「長時間労働」「賞与・一時金が少ない」などが圧倒的でした。ただ、多くのトラック業者は経費の削減や賃金体系の見直しなどの経営努力をしており「もう絞り切れない」といった声が聞こえそうです。いずれにしても適正運賃の収受を更に加速させることや、荷主を巻き込んでの労働環境の改善が避けて通れない状況になっていることだけは間違いないようです。言うは易し、行うは難し、と嘆くのではなく、何としても「前進」させたいものです。

  • ◆全ト協、8420事業所がGマーク申請

    全日本トラック協会は2015年度のGマーク(貨物自動車運送事業安全性評価)事業で、7月1日から14日まで申請を受け付けた結果、期間中に8420事業者からの申請を受理したと発表しました。内訳は新規2264、更新6156で、新規は前年度から519減少しました。また、更新申請は15年度から4回目更新に該当する事業者の申請が始まるため14年度比では1061と大幅な増加となりました。今後、評価基準に基づいて申請書類の審査を行い、12月中旬には認定・公表されます。

  • ◆国交省、宅配便が5年ぶりに減少

    国土交通省がまとめた2014年度の宅配便取扱実績によると、トラックによる宅配便は前年度比0・7%減の35億1376万個となり、5年ぶりに減少に転じました。昨年4月の消費税率引き上げの影響による荷物量の減少や、大手業者による不採算貨物からの撤退などが影響したようです。上位3位ではヤマト運輸(宅急便)は2・6%減の16億2204万個(シェア45・4%)、佐川急便(飛脚宅配便)も1・9%減の11億9600万個(33・5%)と落ち込み、日本郵便(ゆうパック)では13・2%増の4億8504万個(13・6%)と大きく伸ばしています。

  • ◆川崎近海、清水-大分航路開設へ

    川崎近海汽船は清水港(静岡県)と大分港(大分港)をRORO船で結ぶ新たな定期航路を2016年秋に開設する、と発表しました。新航路の所要時間は20時間で、週3便の運航を計画しています。深刻なドライバー不足で、関東・甲信と九州間の陸上長距離輸送が困難になっていることから、海上輸送へのモーダルシフト需要を取り込んでいきます。集荷から3日目朝の配送が可能となります。

  • ◆物流系の平均時給が41か月連続アップ

    リクルートジョブズがまとめた6月度のアルバイト・パート募集時の平均時給調査によると、3大都市圏の製造・物流・清掃系は954円(前年同月比0・7%増)で、うちドライバー・配送・デリバリーが985円(0・6%増)、ドライバー中型・大型が1058円(2・6%増)、物流作業が953円(0・2%増)、フォークリフトなどの構内作業は970円(0・4%増)でした。2012年2月から連続してアップが続いています。

  • ◆7~9月期荷動き、11業種で改善/日通総研

    日通総合研究所が発表した「企業物流短期動向調査」(日通総研短観)によると、7~9月期の荷動き指数は全15業種のうち11業種において改善が見られ、前期(4~6月期)のマイナス11からマイナス4に上昇する見通しです。プラスの業種は食料品・飲料、化学・プラスチック、一般機械、卸売消費財の4業種、一方、マイナス業種の主なものは金属製品、鉄鋼・非鉄、木材・家具などです。ただ運賃・料金動向指数は全輸送機関(トラック・内航コンテナ・国内航空・鉄道・倉庫)がプラスで推移しており、総じて上向き傾向となります。

≫編集後記≪

連日の猛暑で多少、バテ気味な方もおられるでしょう。しかし「夏は暑く、冬は寒い」となれば荷物は良く動く、と言われています。私たちスタッフ全員、皆さんの事業活動を積極支援すべく「熱く」動きます。 西口