TNSニュース2015年5月号 第68号

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    第68号 2015年 5月

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  • >> 春夏秋冬 <<

    トラック業界ではドライバー不足とともに長時間労働の実態がクローズアップされています。こうしたなか、政府は労働基準法改正案を閣議決定し、国会に提出しました。改正案は月60時間超の時間外労働に対する割増賃金率引き上げ(25%→50%)を中小企業に対しても適用するものです。適用開始は2019年4月からで、この間、関係者らは環境整備を進めていくことになります。このため、国土交通省、厚生労働省、経済産業省では連休明けにも「トラック輸送における取引環境・労働時間改善協議会」を設置します。トラック業界ではこれまで長時間労働問題を「放置」してきたようですが、トラック産業の維持・発展に向け、いまこそ「本気」で取り組むべき課題といえます。釈迦に説法ですが、賃金の引き上げを含め、労働環境を改善しなければ優秀な人材は集まってきません。

  • ◆7月1日からGマーク認定申請開始/全ト協

    全日本トラック協会は2015年度の貨物自動車運送事業安全性評価事業(Gマーク)の申請を7月1日から同月14日まで受け付ける、と発表しました。申請書の頒布期間は5月1日から6月30日まで、ウェブ申請書作成システムを利用する場合は7月14日まで。同制度は事業者の安全性を評価・認定、公表する制度で全国で2万989事業所(3月末時点、全事業所の25・1%)が安全性優良事業所に認定されています。

  • ◆中型免許取得で助成へ/東ト協

    東京都トラック協会は、会員事業者の若年労働力確保を支援するため、所属するドライバーの中型免許取得助成事業を行います。全日本トラック協会が事業主体で、都道府県トラック協会が窓口となって実施するもので、東ト協では来年2月15日まで申請を受け付けます。助成額は上限10万円で東ト協に割り当てられた予算枠は240万円です

  • ◆福通、東京ー東福山間で鉄道シフト拡大

    福山通運(本社・広島県福山市)は3月30日からJR貨物の東京貨物ターミナル駅と西岡山駅・東福山駅間で設定した長距離直行貨物列車を全てをチャーターする「福山レールエクスプレス号」の運行を開始しました。毎日1往復で、大型トラック80台分を鉄道シフトします。なお、2013年から東京ー大阪間で、福山レールエクスプレス号を運行しています。同じく大型トラック80台分を鉄道シフトしています。

  • ◆日本梱包、持株会社制へ移行

    日本梱包運輸倉庫(本社・東京都)は、10月1日をめどに純粋持株会社制に移行する、と発表しました。移行は同社を分割会社として、自社の事業部門を完全子会社に移管する吸収分割方式を想定しています。分割後は事業子会社の株式を保有し、経営管理を中心とした純粋持株会社として上場を維持していきます。上場社名は近く発表する予定です。

  • ◆久喜白岡JCTー境古河IC、交通量5300台

    国土交通省は圏央道久喜白岡ジャンクション(JCT)と境古河インターチェンジ(IC)間の1日当たりの交通量が、3月29日の開通から1週間平均で5300台になったと発表しました。先行して開通していた隣接区間(白岡菖蒲ICー久喜白岡JCT間)は、開通区間が伸びたことで1日平均9200台となり、2400台増えています。関東圏の3環状道路は今年に入り、中央環状線品川線、圏央道(寒川北ICー海老名JCT)などが段階的に開通しており、今後圏央道神崎ICー大栄JCT間、桶川北本ICー白岡菖蒲IC間が開通します。

  • ◆愛知県に大型物流センター稼働/三菱電機ロジ

    三菱電機ロジスティクス(本社・東京都)はこのほど弥富市に新しい昇降機国際物流センターを稼働させました。地上2階建て、延べ床面積1万7800平方メートルで、昇降機輸出製品・昇降機製造の調達資材品を取り扱います。弥富市は名古屋港コンテナヤードまで5キロと近く輸出入物流の基地として優れています。投資額は30億円です。

≫編集後記≪

弊社の決算期は5月で、現在、追い込みに入っています。引き続き、お得意様のお力を借りながら事業拡大にまい進していきます。倍旧のお引き立てを宜しくお願い致します。 西口