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TNSニュース2024年3月
株式会社タカネットサービス
神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6番4号トラック業界を取り巻く足元の経営環境は一段と厳しさを増しています。燃料費を中心としたコスト増はもとより、荷動きも依然として低迷しています。EC貨物にしても新型コロナウィルスの5類移行などで、伸びの勢いは緩んでいるようです。そのうえ、4月1日からはトラックドライバーの残業時間規制が強化されるなどでドライバー不足の深刻化が予想されています。ちなみに上場トラック企業の2024年4月~12月期決算は、半数近い企業が減収・減益となっており、通期においても状況は変わりそうにありません。無論、企業である限り、嘆いてばかりで良い訳ではなく、このときこそ、収益基盤の強化に向けて次なる「戦略」をしっかり固めなければなりません。厳しい経営環境を見事に乗り越えてこそ、次なる「ステージ」がしっかりと見えてくるというものです。
NX総合研究所(本社・東京)が発表した「2023・24年度の貨物輸送の見通し」によると、23年度の国内貨物総輸送量は41億3150トンで前年度比1・3%減と2年連続で減少します。24年度も41億1760万トンで0・3%減と微減となる見通しです。24年度の輸送モード別では、営業用トラックが25億1610万トンで0・7%増、自家用トラックは12億5470万トンで2・4%減、さらにJR貨物は2630万トンと1・4%増、内航海運は3億790万トンの0・3%減、国内航空は56万トンで1・3%増の見通しです。
公正取引委員会はこのほど、ダイオーロジスティクス(本社・愛媛県四国中央市)に対して、下請代金支払遅延等防止法の規定(購入・利用強制の禁止)に違反する行為が認められたため勧告を行いました。同社の中部支店が、外部販売取引の売り上げを拡大するため、下請け事業者に対し、自社が提供する貨物輸送の利用を強制していたものです。
ファミリーマートとコカ・コーラボトラーズジャパンは、コカ・コーラの店舗配送トラックの共同活用を開始しました。「2024年問題」に対応するため神奈川県海老名市などを中心としたエリアの店舗配送を対象に、配送車両の安定運行を目指して協業に取り組むものです。今後、協業の検証やエリア検討などを行いながら実施する対象エリアを順次拡大していきます。
NXホールディングス(NIPPОN EXPRESS、本社・東京)と名古屋鉄道(本社・名古屋市)は日本通運の特別積み合わせ事業およびNXトランスポートと名鉄運輸の統合について、事業統合を 2 段階で実施します。2024年4月に日本通運が所有するNXトランスポートの全株式を名鉄運輸に譲渡。25年1月に日本通運の特積み事業を名鉄運輸が株式を対価とする吸収分割により継承します。これにより名鉄運輸の発行済み普通株式は、名古屋鉄道が60%(現在80%)、日本通運が40%(20%)になります。
C&F ロジホールディングス(本社・東京)傘下のヒューテックノオリンは大阪府箕面市に新たな大型拠点を開設しました。延床面積3万8800平方メートルで、倉庫棟が2階、事務棟は5階建て。冷凍食品の全国配送を担う「近畿圏共配センター」、冷凍原材料の取り扱いと加工製造を行う「関西工場」が併設されます。なお、近畿圏共配センターは約4万9000トンの収容能力を持ち、同社最大規模の冷凍自動倉庫システムです。また、関西工場では冷凍野菜や果実のリパックなどを行います。
福山通運(本社・広島県福山市)はこのほど、福山市立大学の1年生を対象に「オープン・カンパニー(業界・企業研究会)」を開催しました。物流業界を知ってもらうため、同社の歴史、本社施設や物流現場の見学、同校出身の先輩社員との座談会などが行われました。福通では、同大学と「連携協力に関する包括協定」を締結しており、教育、人材育成など相互の協力に基づき、人材育成の一環として取り組みを推進しています。
2月から発売開始した新商品「リフレッシュトラック」について、複数のメディアから取材申し込みがありました。新車の価格・納入遅れや、コストパフォーマンスの良さなどを評価していただいたものと思います。リースバック方式で、ご使用中の多走行車両を対象に重整備し、新車に近い感覚で活用するものです。小社は「トラック」に関し、ワンストップサービスが可能な数少ない会社です。お困りごとがありましたら、小社スタッフに何なりとお声がけ下さい。 西口