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TNSニュース2023年10月号　第169号

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    TNSニュース2023年10月号

  • 株式会社タカネットサービス

    神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6番4号
    みなとみらいビジネススクエア2階
    TEL：045-222-4488/FAX：045-222-4489
    https://www.takanet-s.com

  • >> 春夏秋冬 <<

    物流業界を取り巻く経営環境は従前にも増して大きく変化しそうです。来年４月からドライバーの残業時間の上限規制がされる、いわゆる「２０２４年問題」がスタートし、ドライバー不足が一段と深刻化すると予想されているからです。こうした状況下にあって、トラック業界では企業規模の大小を問わず、輸・配送ルートの見直し、荷役業務分離の徹底、荷待ち時間短縮に向けた荷主交渉、さらには長距離輸送における中継輸送の導入、ドライバーの賃金の目減りを見込んだ運賃値上げ交渉ーーなどの取り組みが顕著になっています。２４年問題の解決に当たっては荷主業界の「理解と協力」が不可欠ですが、「主人公」はあくまでトラック業界自身でありことを忘れてはなりません。他力本願では目的達成できないことは言うまでもありません。

  • 「物流・自動車局」創設／国交省

    国土交通省は１０月１日から、自動車局に総合政策局の物流部門を移管するのに伴い「物流・自動車局」を創設しました。物流行政とトラック行政を一体化して取り組む体制とするもので、ドライバーの残業上限規制などの「２０２４年問題」などにも対応します。物流・自動車局内に物流政策課を新設、現在の９課から１０課体制となり、物流政策課はこれまでと同じく貨物流通の効率化を進めるための政策の企画・立案を手掛けながら国際物流も担当します。また、現在の自動車局貨物課は「貨物流通事業課」に改め、トラック行政の他に、倉庫、利用運送などの分野を新たに担当していきます。

  • 平均給与伸び率で運輸・郵便行トップ／国税庁

    国税庁が発表した２０２２年分の民間給与実態統計調査によると、正社員、パート・アルバイトなど給与取得者全体の平均給与の伸び率は前年比２・７％増の４５７万６０００円と２年連続で増加しました。業種別では「運輸・郵便業」が１１・３％増の４７７万１０００円と、全１４業種のうち最高の伸び率となりました。

  • 小型ＥＶトラック９００台導入／ヤマト運輸

    ヤマト運輸（本社・東京）は電気自動車（ＥＶ）の小型トラックの新型車両を全国で今年度内に９００を導入します。三菱ふそうトラック・バスが３月に発売した「ｅＣaｎｔｅｒ」の新型モデルで、最大積載量は２トン、１度の充電で１１６キロ走れます。導入に当たってはトラックなど商用車の電動化を促進する政府の補助金などを利用しました。同社は２０５０年度に温室効果ガスの排出量実質ゼロを掲げており、ＥＶトラックについて、今年度内に累計２２００台とし、３０年までに集配業務を担う車両の約半数となる２万台まで増やす方針です。

  • 浜松に中継輸送専用施設開設／センコー

    センコーグループホールディングス（本社・東京、ＧＨＤ）とグループ会社のセンコー（本社・大阪市）はこのほど２０２４年８月に新東名高速道路・浜松ＳＡスマートインターチェンジ付近にグループ初のトラック中継輸送専用の大型施設を開設します。同施設は駐車可能台数が５０台と大規模で、トラックのヘッド交換やドライバーの交替方式に加え、荷役、簡易保管施設を併設することで、貨物の積み替えによる中継輸送にも対応できるものです。さらにドライバー専用のシャワー室や休憩室、仮眠室も完備する計画です。

  • 大阪の食品輸送会社を子会社化／ハマキョウ

    ハマキョウレックス（本社・静岡県浜松市）は山里物流サービス（本社・大阪府八尾市）の株式を１００％取得し子会社化しました。ハマキョウグループではアパレルや食品、医薬品、医療機器などを中心に３ＰＬ事業を展開、２０２１年５月にスタートした３カ年の中期経営計画では３ＰＬ事業を中心とした物流事業の拡大を重点施策に据えています。いわゆる「スモールМ＆Ａ」の一環です。

  • 東北・九州など配送リードタイムを延長／コクヨ

    コクヨはこのほどオフィス家具製品の配送について、長距離輸送が必要な東北・九州エリア、山口県、下関市への配送リードタイムを、２０２４年１月から１日延長します。リードタイムを延長することで、ドライバーだけでなく、倉庫内作業員など幅広い範囲の物流従事者の確保や働きやすさの向上につなげます。同社では引き続き２０２４年問題への対応やトラック輸送の生産性向上・物流の効率化、女性や高齢者のドライバーも働きやすい労働環境の実現に向けての取り組みを強化してきています。

≫編集後記≪

２４年３月期の事業年度も押し返し地点となり、新たに拡大策を掲げ再スタートしたお取引先様もあると思います。小社は中古トラックの売買がコア事業ですが、皆様の企業経営を支援すべく、直近では投資商品 「投資ｄｅスグのり」をはじめ多様な商品を企画・提供しています。小社スタッフへのお声かけをお待ちしています。 西口

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