TNSニュース2010年9月号 第12号

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    第12号 2010年 9月

  • 株式会社タカネットサービス

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  • >> 春夏秋冬 <<

    上場物流企業の 2010 年度第1四半期(4-6月期)の業績が出そろい、大手企業を中心に回復傾向がはっきりとしてきました。景気の緩やかに回復に伴い、国内外での取扱量の増加が「好調さ」の背景にあるようです。航空貨物業界を筆頭に、倉庫、港運、陸運の尐なからぬ企業が売上高、営業利益ともに前年同期に比べて伸長させました。引き続き、通期決算においても増収増益を見込む企業が多いことから、今後の各社取り組み内容が注目されます。具体的には①輸送品質の向上に伴う顧客サービスの徹底②既存荷主の深耕と新規顧客の開拓③コスト削減の徹底――などに取り組むことになりますが、成果は、もうしばらく待たねばなりません。

  • ◆Gマーク認定制度で過去最大の申請/全ト協

    全日本トラック協会によると、2010 年度の貨物自動車運送事業安全評価事業(Gマ―ク)の申請受け付けを行ったところ、全国の 6629 事業所からの申請を受理しました。このうち新規申請は 3105 事業所で前年度実績からは 17%の増加となりました。また本年12 月末で「認定期間」が満了する更新申請は 3524事業所でした。
    全ト協および地方の各貨物自動車運送適正化事業実施機関では今後、本年 12 月中旬を目途に各事業者から受理した関係申請書類を①安全性に対する法令遵守の状況②事故や違反の状況③安全性に対する取り組みの積極性――のほか、社会保険等への適正加入などの認定要件に照らし合わせて、すべての要件を満たした事業所に「安全性優良事業所」として認定・公表します。
    ちなみに認定の有効期間は新規で2年間、初回更新3年、2回目更新は4年間となっています。12 月中旬の認定・公表で全国の「Gマーク」事業所は1万5000 事業所を超えるみのと見られています。

  • ◆中型トラック死亡事故が増加/警察庁

    警察庁がまとめた 2010 年上半期の交通死亡事故の特徴および道路交通法違反取締状況によると、事業用貨物車が第一当事者となった死亡交通事故件数は 185 件となり、前年の同期と比べて6・9%増となりました。車種別でみると中型貨物の伸び率が最も高く 72 件(前年同期比 28.6%増)、次いで、大型貨物が 95 件(8.0%増)、普通貨物9件(52.6%減)などでした。

  • ◆荷物情報が過去最高を更新/WebKIT

    日本貨物運送協同組合連合会がまとめた 2010 年7月度のWebKIT稼働状況によると、荷物(求車)情報登録件数は前年同月比 81.5%増の3万 8151件となり、7月としては過去最高件数を大幅に更新しました。一方、車両(求荷)情報登録件数は 40.7%減の1万 2779 件となりました。昨年8月以降、荷物情報が車両情報を大きく上回っており、スポット輸送しじょうが車両情報を大きく上回っており、スポット輸送市場での輸送量の回復基調が鮮明になってきています。

  • ◆三菱倉庫、富士物流を買収

    倉庫最大手の三菱倉庫は、富士物流を買収して完全子会社化します。TOB(株式公開買い付け)で発行済み株式の 95%の取得を目指していきますが、9月 15 日までに終了させたい考えです。富士物流は電子機器・精密機械・半導体物流などを得意としています。2社の売上高計は 1840 億円規模になります(2010 年3月期実績)。

  • ◆車両停止 105 社、警告 259 社/国交省

    国土交通省は 2009 年度における社会保険、労働保険未加入のトラック事業者に対する処分件数をまとめました。この結果、処分事業者は、車両停止 105社、警告 259 社で計 364 社となりました。処分制度が導入された初年度の 08 年度は 40 社程度(9か月分の集計)だったことから、8倍以上も膨らんでいます。

≫編集後記≪

暦の上では「秋本番」ですが、未だ、残暑厳しい日々が続いています。小社では「中古車売買」を中核に、いろいろな分野に挑戦していきたいと考えています。気合の熱さを維持していくことは当然ですが、皆様の熱い支援があればこそと思います。引き続き、何卒、宜しくお願い致します。 西口