TNSニュース2025年2月号 第185号

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    TNSニュース2025年2月

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  • >> 春夏秋冬 <<

    JILS(日本ロジスティクスシステム協会)が実施した2024年度の会員向け調査で経営者層の「物流」への理解が進んでいます。調査によると「物流はコストであり、コスト削減が最優先課題」との回答が42%で、23年度の47%から減少する一方で「物流は協調領域で同業他社との連携が重要」が前年の42%から24年度は58%と大幅に増えています。例えば、伊藤園はコカ・コーラボトラーズジャパンやJA全農との間で共同配送やラウンド輸送、花王とキリンビバレッジでは両社拠点間で空車の戻り便を活用したラウンド輸送、さらに三菱食品とPALTACも物流の協働の取り組み開始などと活発です。4月施行の改正物流法では物流効率化のために荷主も取り組むべき措置に努力義務が課せられますが、物流業者との協力体制の構築などを含め、荷主の「本気度」が問われるのはむしろこれからかも知れません。

  • 倒産件数374件、4年連続で増加/TSR

    東京商工リサーチ(TSR)が集計した2024年の道路貨物運送業の倒産件数は374件で、前年比14%増加しました。4年連続の増加で、コスト上昇や人手不足などが大きく響きました。要因別では燃料費の高騰などを含む「物価高」が131件の8%増、次いで「人手不足」79件(88%増)でした。TSRでは「燃料費や人件費などコストアップが続く中、価格転嫁が進んでいない。引き続き、増勢が続く」と予想しています。

  • 中継輸送施設2月1日にオープン/センコー

    センコー(本社・大阪市)は、新東名高速道・浜松スマートインターチェンジの近くに建設を進めていた中継輸送専用大型施設「TSUNAGU STAION浜松」が竣工、2月から稼働します。センコーグループ以外の事業者の利用も可能で、それに先立ち、WEB予約システムをリリースし、会員登録と1日以降の利用予約の受付を開始しました。トレーラー・大型トラック約50台が駐車可能です。

  • ベトナム人実習生10人受け入れ/福山通運

    福山通運(本社・広島県福山市)はベトナム人技能実習生の第6期生10人の入社式を行いました。福通グループでは数年前から受け入れを開始しており、今回の実習生を含めると総勢37人となりました。同社では深刻な人手不足に対応するため「特定技能」の自動車運転業務が対象となる制度改正を受けて、ベトナムにおいてドライバー育成プロジェクトに取り組みを始めています。

  • 地元2銀行と連携で物流改善支援/西濃運輸

    西濃運輸(本社・岐阜県大垣市)は岐阜県はじめ中部地区を地盤とした十六銀行、大垣共立銀行とビジネスマッチング契約を締結しました。ドライバーの労働時間規制を強化した「物流2024年問題」などを背景に、2行を通して物流業務の見直しを経営課題とする幅広い企業を支援していきます。

  • 国内貨物輸送量、4年連続で減少/NX総研

    NX総合研究所(本社・東京)が発表した2025年の国内貨物・総輸送量は、前年比0・6%減の40億7680トンと4年連続で落ち込む見通しです。品類別輸送量では消費関連貨物が、上期2・2%減、下期1・2%増で、通期は0・5%減の8億7400トンと予想されています。個人消費の低迷が続き、輸送量の減少が見込まれます。

  • 取引高12月実績3・6%減少/ローカルネット

    日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会(JL連合会)が発表した 2024年12月の取引実績によると、前年同月比3・6%減の32億5113万円となり、前月に続き下回りました。情報件数は荷物情報(求車)が2万4133件(20・7%減)、車両情報(求荷)も747件(26・5%減)と共に低調でした。1社当たり平均取引高は203万円でした。

  • 賃上げ1万5000円要求へ/運輸労連など

    トラック業界労働組合の「運輸労連」と「交通労連」は 2025年の賃上げ交渉(25年春闘)で、運輸労連は1万5000円、交通労連は1万5800円アップを、経営側に要求します。このうち交通労連では、要求額の根拠などについて、加盟大手15組売の単純平均24万3596円に、定期昇給相当分1・5%、格差是正・物価上昇分5・0%の計6・5%を乗じて算出されています。

≫編集後記≪

1 月 30日、小社の東日本車両センター(栃木県大田原市)で、当社のグループ会社タカロジへのスカニア社製・新モデル「SUPER」カーゴ車の納車式が行われました。今回は「日本第1号納車」ということもあり、メディアを含め、多数の問い合わせをいただきました。ありがとうございます。今後も国産車に限らず、海外車両も積極的に提供していく方針です。ご期待下さい。 西口