物流・運送業界や建設業界をはじめ、様々な業界で用いられる中型トラック。貨物の輸送や資材の運搬などに適していて、都市部から郊外まで様々な場所で活躍しています。
この記事では、増トン車の概要や、6トントラックのサイズ、運転に必要な免許、また、利用するメリットやデメリットについても触れ、選択時の参考になる情報を提供します。
6トントラックの購入を検討している方、情報収集している方はぜひご覧ください。
6トントラックとは？
4トントラックをベースにした増トン車であり、中型トラックの一種です。積載量が6トン程度で、標準の4トントラックとサイズは同じですが、積載量が多いため、一度に運搬できる量が多くなります。
それにより、効率的な輸送や運搬が可能となり、様々な業界で活用されていて、コスト削減や作業効率の向上に寄与します。
増トンとは？
既存のトラックの車軸やフレームを強化して積載量を増加させることを指します。それにより、トラックの積載能力を向上させ、より多くの量を運搬できるようにするのです。
増トン車の多くは中型トラックで、2007年の道路交通法改正で中型トラックの車両総重量が11トン未満にまで引き上げられたことが、普及するきっかけとなりました。
増トン車は運搬効率の向上だけでなく、環境負荷の軽減にもつながるため、様々な業界で用いられています。
種類・主な用途
主な荷台の形状としては、4トントラックと同様で平ボディ、アルミウィング、アルミバン、冷凍・冷蔵ウィング、バンなどが挙げられます。
平ボディは建築資材や大型機械の運搬などに適しており、汎用性の高さが特徴的です。機材や不定形の荷物も容易に積み込むことができ、建設現場などで多く利用されます。
アルミウィングやアルミバンは、荷物の積み降ろしが容易で、一般貨物の運搬に広く利用されています。アルミウィングは側面が開くため、短時間での積み降ろしが可能で、効率的な作業が求められる配送業務に最適です。
冷凍・冷蔵ウィングやバンは、食品や医薬品など温度管理が必要な商品を運搬する際に欠かせません。内部の温度を一定に保つための冷凍・冷蔵機能を備えており、特に鮮度が重要な生鮮食品や医薬品の配送に利用されます。
以上のように、様々な荷台の形状があり、それぞれ業務に応じたものが用いられます。
6トントラックのサイズ・必要な免許
6トントラックのサイズ・積載量や運転に必要な免許は以下の通りです。
サイズ・積載量
中型トラックに分類される6トントラックのサイズ・積載量は以下の通りです。
【中型トラックのサイズ・積載量】
全長：12,000mm以内
全幅：2,500mm以内
全高：3,800mm以内
最大積載量：6,500kg以内
車両総重量：11,000kg以内
必要な免許
運転するためには、中型免許が必要です。中型免許の取得条件としては、まず普通免許、準中型免許、大型特殊免許のいずれかを取得し、その免許を取得してから通算2年以上の運転経歴が必要です。
取得方法としては、自動車教習所に通って教習を受ける方法と、試験場で一発試験を受けて合格する方法の2つがあります。
教習所に通う場合、教習開始後9ヶ月以内にすべての教習を終了する必要があります。また、限定解除の場合は3ヶ月以内に完了しなければなりません。
視力については、片眼で0.5以上、両眼で0.8以上が必要で、さらに深視力（奥行き）検査もあります。聴力は10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえることが条件となっています。
6トントラックのメリット・デメリット
ここからは6トントラックを活用するメリット・デメリット（注意点）を解説します。
メリット
・運搬効率が向上する
・大型に比べて車体価格や維持費が安い
・ドライバーの確保がしやすい
メリットとしてまず挙げられるのは、運搬効率の向上です。4トントラックと同じサイズながら積載量が多いため、一度に運べる量が増え、運搬回数を減らすことで効率が大幅にアップします。
さらに、大型トラックに比べて車両価格や維持費が安いことも大きなメリットです。初期投資が抑えられるだけでなく、燃費や高速料金、保険料などの運行コストも低く抑えることができるため、経済的な負担が軽減されます。
また、6トントラックは中型免許で運転できるため、大型免許が必要な車両に比べてドライバーの確保も比較的容易です。大型免許の取得には時間と費用がかかるため、中型免許で運転できる6トントラックは、運転手の採用や教育の面でも有利です。
特に中小企業にとっては、大型トラックを購入するよりも経済的でありながら、高い運搬能力を持つ6トントラックは魅力的な選択肢となるでしょう。運転手の確保も含め、経済的負担の軽減と効率的な運用が可能です。
デメリット（注意点）
・標準車両よりも自動車重量税は高くなる
・既存トラックの増トンは費用が高額
デメリットとしてまず挙げられるのは、自動車重量税が標準車両よりも高くなる点です。より多く運搬したい場合には大きなメリットとなる6トントラックですが、標準車両で対応できる場合にはそのコスト増がデメリットになります。
また、既存トラックの増トンは費用が高額になるため注意が必要です。車軸やフレームの強化には多くのコストがかかるため、新たに6トントラックを購入するほうが賢明な選択の場合もあります。
そのため、費用対効果を十分に検討した上で、増トンを行うか新しい車両を購入するかを決定することが重要です。
6トントラックをお探しなら
6トントラックをお探しであればぜひ「トラックランド」をご利用ください。
トラックランドは、増トン車を含め、大型トラック、中型・小型トラック、トラクタ、トレーラからバンタイプの商用車まで幅広く取り扱っており、在庫も豊富に揃えています。
もし在庫にご希望の車両がない場合でも、専門スタッフがお客様の車両探しをお手伝いいたします。販売に伴う諸手続きはもちろん、「トラックランドグループ」の強みを活かし、架装から板金・車検整備、陸送までワンストップで対応可能です。
中古車両に関しては、仕入れの段階から厳格なチェックを実施し、車両センターに入庫する際には整備士が詳細な検査を行っています。販売する車両は洗車・清掃を徹底し、お客様のご要望に応じて架装や整備、板金を施した上で納車しております。
さらに、トラックランドでは、必要なトラックを必要な期間だけ利用できるトラックのサブスクリプションサービス「サブスクdeスグのり」も提供しています。このサービスは、「初期投資を抑えられる」「コストを可視化できる」というメリットから、多くの事業者様が導入されています。
トラックランドのサービスにご興味がございましたら、ぜひ詳細をご覧ください。
6トントラックについて
6トントラックは、4トントラックをベースにした増トン車であり、積載量が6トン程度の中型トラックです。サイズは4トントラックと同じながら、より多くの量を運搬することができるため、運搬効率が向上します。
中型免許で運転できるため、人材確保もしやすく、初期投資や維持費が大型トラックよりも抑えられる点が大きなメリットです。
一方で、標準車両よりも自動車重量税が高くなり、既存トラックの増トンは費用が高額である点には注意が必要です。用途に応じて適切な選択が求められます。
トラックランドでは、増トン車を含む様々なトラックを取り扱っており、販売から整備、架装、陸送までワンストップでサポートしていますので、トラックをお探しの場合にはぜひご利用ください。
