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25トントラックの魅力や用途を解説!大型トラックを選ぶ際のポイントも

一度に大量の貨物や資材などを輸送できる25トントラックは物流や運送、建設業界をはじめ、様々な場所で用いられています。

この記事では、25トントラックの魅力や具体的な用途を詳しく解説し、中古の大型トラックを選ぶ際のポイントについても紹介します。

どのような用途に適しているのか、また中古車両を選ぶ際にどのようなポイントに注目すべきかを理解することは重要です。

25トントラックを探している方、活用を検討している方はぜひご覧ください。

25トントラックとは?

「車両総重量」が約25トンのトラックを指します。トラックの「○トン」は最大積載量を示すこともありますが、法律で車両総重量は25トンまでのため、25トントラックはその車両総重量を指します。

車両重量とは、キャブとシャシと架装の重量を足した重量のことで、荷物や人が乗っていないときのトラックの全体の重さのことです。燃料、オイル、水などの規定全量および標準仕様の荷台が含まれますが、乗員や荷物、工具、スペアタイヤなどは含まれません。そのため、トラックメーカーのカタログに記載されている車両重量と、荷台の仕様やクレーンなどの荷役設備を設けた実際の車両重量とは異なる場合があります。

車両総重量は、車両重量に乗車定員や最大積載量の荷物を加えた、走行状態での全重量です。その重量は「車両総重量=車両重量+乗車定員×55kg+最大積載量」で求められます。

サイズ・積載量

25トントラックは大型トラックに分類されますので、サイズの規定に関しては以下通りです。

全長:12,000mm以内
全幅:2,500mm以内
全高:3,800mm以内

積載量は、トラックの仕様や使用される荷台のタイプなどによって異なりますが、概ね10~15トン程度です。車両総重量が約25トン以下であることから、車両自体の重量を差し引いた上での積載量がこの範囲に収まります。

種類・主な用途

主な種類(荷台の形状)としては「ダンプ」「バン」「ウイング」「タンク」などが挙げられます。

ダンプは、荷台を傾けて積荷を下ろすタイプのトラックで、主に土砂や砕石、産業廃棄物の輸送に利用され、建設現場や採石場などでよく見られます。

バンタイプは、箱型の荷台のトラックを指し、アルミの箱を用いたアルミバンが一般的ですが、冷凍物を運搬する冷凍バンなどのバリエーションもあります。様々な種類の貨物を天候や外部環境から守りながら運搬することができます。

ウイングタイプは、荷台部分の側面が鳥の翼(ウイング)のように跳ね上がる構造を持つトラックです。箱型の荷台で荷物を雨や風から守りつつ、積み下ろし作業が効率化できるというメリットがあります。物流センターや配送業務でよく利用されています。

タンクは、液体や気体などを輸送するためのトラックで、石油や化学薬品、水などを安全に運搬するために設計されています。

必要な免許

25トントラックを運転するためには大型免許が必要です。取得するには、普通免許、準中型免許、中型免許、大型特殊免許のいずれかを所持し、通算で3年以上の運転経歴が求められます。なお、免許停止期間はこの3年間に含まれないため注意が必要です。また、取得可能な年齢は21歳以上です。

視力基準としては、両眼で0.8以上、片眼で0.5以上が必要です。さらに、深視力検査をクリアすることも条件となります。聴力については、10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえることが求められ、色彩識別テストも実施されます。

実際の取得方法は、自動車教習所に通う方法と一発試験を受ける2つの方法があります。教習所に通う場合、学科教習と技能教習を受講し、卒業検定に合格した後、運転免許試験場で適性検査を受けることになります。

一方、一発試験では、運転免許試験場で適性検査、学科試験、技能試験に合格することで取得が可能です。

25トントラックの魅力・メリット

最大の魅力・メリットは積載能力です。一度に大量のものを運ぶことができるため、運搬回数を減らすことで、時間やコストの削減につながります。

例えば、本来は複数回、複数台に分けて運ばなければならないものを一度に運搬できれば、輸送時間の短縮が図れます。また、燃料費やメンテナンス費用の削減にも寄与します。さらに、ドライバー不足の解決策にもなるでしょう。

積載量の大きいトラックを活用することで、効率的な輸送が可能になるため、人手不足が深刻な業界において有効な対策にもなり得るのです。

中古大型トラックを選ぶ際のポイント

中古の大型トラックを選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。まず、信頼できる販売店を選ぶのが基本です。多様なメーカーやモデルのトラックを取り扱っている販売店を選ぶと、最適なトラックを見つけやすくなります。

また、自社でトラックの整備を行っている業者を選ぶと、質の高い車両を購入できる可能性が高く、購入後のトラブルを避けやすくなります。

現車確認を行うことも重要です。現車確認時には、エンジンの状態を確認し、エンジンオイルの交換記録があるか、異音がないかなどをチェックします。また、外装や内装の状態も確認し、荷台や荷室のコンディション、エアコンの作動状況なども確認しましょう。さらに、オーディオ、ナビ、ETCなどの付属品が正常に動作するかのチェックも大切です。

また、購入後のアフターサービスが充実している販売店を選ぶと、定期点検や修理などのサポートも受けやすくなり、安心して利用することができます。

25トントラックをお探しなら

25トントラックをお探しであればぜひ「トラックランド」をご利用ください。

トラックランドでは、大型トラック、中型・小型トラック、トレーラーなど幅広い車両を取り扱っています。豊富な在庫を常時揃えており、お客様のニーズに合った車両を迅速に提供できる体制を整えています。

もし、お探しの車両が在庫にない場合でも、トラックランドでは全国のネットワークを駆使して、最適な車両を見つけるお手伝いが可能です。車両の販売に伴う諸手続きも一括して対応し、「トラックランドグループ」の強みを活かして、架装から板金、車検整備、さらには陸送までワンストップでサービスを提供しています。

中古車両は、仕入れの段階から厳格なチェックを実施しており、車両センターに入庫する際には整備士が詳細な検査を行っております。さらに、引き渡し前には丁寧に洗車と清掃を行い、必要に応じて架装や整備・板金を施してから納車いたします。

また、トラックランドではトラックのサブスクリプションサービス「サブスクdeスグのり」も提供しています。必要なトラックを必要な期間だけ利用できるため、初期投資を抑えられ、コストを可視化できるメリットがあります。

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25トントラックについて

今回は、25トントラックの基本的な特徴や用途、運転に必要な免許、そして中古車両を選ぶ際のポイントについて解説しました。25トントラックは、一度に大量の貨物や資材などを運ぶことができるため、時間やコストの削減に寄与します。さらに、ドライバー不足の解決策としても有効です。

中古車両を選ぶ際には、販売店選びに注意し、現車確認時のポイントを抑えておくことが重要です。信頼できる販売店で購入することが、質の高いトラックを手に入れるための第一歩となります。

トラックランドでは、お客様のニーズに最適な車両のご提案が可能で、サブスクリプションサービス「サブスクdeスグのり」も提供しています。トラックの購入を検討している方は、ぜひトラックランドのサービスをご利用ください。

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