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11トントラックとは?必要な免許・サイズや用途を解説

中型トラックや大型トラックは、物流・運送業をはじめ様々な業界において欠かせない存在です。

この記事では、11トントラックの基本的な情報や必要な免許、サイズ、主な用途について詳しく解説します

11トントラックの購入を検討している方や興味のある方はぜひご覧ください。

11トントラックとは?

標準の中型トラックを増トンすることで最大積載量を11トン程度に引き上げた車両、もしくは大型トラックで最大積載量が11トン程度の車両です。

増トンとは?

既存のトラックの車軸やフレームを強化して、積載量を増加させることを指します。増トンの多くは中型トラックに対して行われ、4トントラックの積載量を6トンや7トン、さらには11トン程度までにも引き上げることが可能です。

増トンは2007年の道路交通法改正に伴い、中型トラックの車両総重量が11トン未満に引き上げられたことを契機に広まりました。この改正により、より効率的な輸送が可能となり、増トン車両は多くの業界で重宝されています。

種類・主な用途

様々な種類(荷台の形状)があり、一般的には、平ボディ、アルミウィング、アルミバン、冷凍・冷蔵ウィング、バンなどが挙げられます。

平ボディは、建材や機械類、大型の家具など、様々な形状の荷物を運搬できる汎用性の高さが特徴的です。アルミウィングは、側面が大きく開くため、荷物の積み下ろしがスムーズで、物流センターや倉庫などで多く使われています。

アルミバンは、荷物を雨や風から保護することができ、主に食品や雑貨などを運搬するのに向いています。

冷凍・冷蔵ウィングやバンは、温度管理が必要な食品や医薬品の輸送に使用されます。それにより、長距離でも品質を保ちながら運搬することが可能です。

11トントラックのサイズ・必要な免許

11トントラックのサイズや必要な免許に関しては以下の通りです。

サイズ・積載量

増トン車の場合には中型トラック(4トントラック)と同様のサイズで、大型トラックの場合にはその条件に適したサイズです。

【中型トラックのサイズ・積載量】
全長:12,000mm以内
全幅:2,500mm以内
全高:3,800mm以内
最大積載量:6,500kg以内
車両総重量:11,000kg以内

【大型トラックのサイズ・積載量】
全長:12,000mm以内
全幅:2,500mm以内
全高:3,800mm以内
最大積載量:6,500kg以上
車両総重量:11,000kg以上

必要な免許

11トントラックを運転するには大型免許が必要です。取得には、普通免許や準中型免許、中型免許、大型特殊免許のいずれかを取得し、運転経歴が通算3年以上必要です。免許停止の期間を除いて3年経過していることが条件で、取得可能な年齢は21歳以上となります。

視力基準は両眼で0.8以上、片眼で0.5以上、深視力検査もあり、聴力は10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえることが条件です。色彩識別テストもあります。

取得方法は、自動車教習所に通う方法と一発試験を受ける方法の2種類です。教習所に通う場合は、学科教習と技能教習を受け、卒業検定合格後に運転免許試験場で適性検査を受けます。一発試験では、試験場で適性検査、学科試験、技能試験に合格することで取得できます。

中古の大型トラック購入時のポイント

ここからは、中古の大型トラック購入時のポイントを解説します。

販売店選び

まず様々なメーカーの中古トラックを取り扱っている専門販売店を選ぶのがおすすめです。そのような販売店では、多様な選択肢があるため、希望やニーズに最適なトラックを見つけやすくなります。異なるメーカーやモデルのトラックが一度に見られるため、比較検討がしやすく、最良の選択が可能です。

また、自社でトラックの整備や車検を行っている業者を選ぶのもおすすめです。自社整備工場を持っている販売店では、トラックの詳細なメンテナンスやチェックが行われ、質の高い車両を提供することができます。

そうした販売店は、トラックの状態をしっかりと確認し、必要な整備を施した上で販売しているため、購入後のトラブルも避けやすくなります。

さらに、自社整備工場を持つ販売店は、購入後のアフターサービスも充実していることが多く、定期点検や修理などのサポートも受けやすくなります。質の高い中古トラックを探すためには、そのようなポイントを考慮して販売店を選ぶことが重要です。

現車確認時のポイント

中古トラックを購入する際には、現車確認を行うことが重要です。現車確認時には、以下のポイントに沿って車両の状態を詳しくチェックしましょう。

まず、エンジンの状態を確認します。エンジンオイルの交換記録があるかをチェックし、エンジンが作動している際に異音がないか、マフラーから異音がしていないかを確認します。エンジンの健康状態はトラックの性能に直結するため、細かく確認することが重要です。

次に、外装や内装のチェックです。荷台や荷室のコンディションを確認し、荷台を上げたときに下がってこないか(油圧が抜けていないか)などを確認します。また、アオリの動作がスムーズかどうかや、エアコンが正常に作動しているかも確認する必要があります。

さらに、付属品・オプション・架装品の確認も重要です。オーディオ、ナビ、ETCなどが正常に動作しているかを確認します。それらの機能は、運転の利便性や快適性に大きく影響するため、事前にしっかりとチェックすることが大切です。

11トントラックをお探しなら

11トントラックをお探しであれば、ぜひ「トラックランド」をご利用ください。トラックランドは、増トン車を含む大型トラック、中型・小型トラック、トレーラーなど幅広い車両を取り扱っています。豊富な在庫を常時揃えており、お客様のニーズに合った車両を迅速に提供できる体制を整えています。

もしお探しの車両が在庫にない場合でも、トラックランドでは全国ネットワークを駆使して、最適な車両を見つけるお手伝いをいたします。車両の販売に伴う諸手続きも一括して対応し、「トラックランドグループ」の強みを活かして、架装から板金、車検整備、さらには陸送までワンストップでサービスを提供しています。

特に、中古車両に関しては仕入れの段階から厳格なチェックを実施しており、車両センターに入庫する際には整備士が詳細な検査を行います。さらに、販売前には徹底的な洗車と清掃を行い、必要に応じて架装や整備・板金を施してから納車します。

また、トラックランドではトラックのサブスクリプションサービス「サブスクdeスグのり」も提供しています。必要なトラックを必要な期間だけ利用できるため、初期投資を抑え、コストを可視化できるメリットがあります。

トラックランドのサービスに興味がございましたらぜひ詳細をご覧ください。

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11トントラックについて

この記事では、11トントラックについて、種類や用途、必要な免許、サイズなどを解説しました。11トントラックは、通常の中型トラックを増トンして最大積載量を11トン程度に引き上げた車両、もしくは大型トラックで最大積載量が11トン程度の車両を指します。

それらのトラックは高い運搬能力で、幅広い物流ニーズに対応します。運転には大型免許が必要です。

トラックランドでは、11トントラックを含む幅広い車両を取り扱っており、豊富な在庫と信頼性の高いサービスを提供しています。11トントラックをお探しの際は、ぜひトラックランドをご利用ください。

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