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【中古トラック】ミキサー車おすすめ3選!日野・UDトラックス

生コンクリートの運搬・供給を行うミキサー車は、建設・工事などの現場では欠かせない存在です。

しかし、新車でのミキサー車購入は価格・納期等の点で比較的ハードルが高いため、中古トラックでの購入を検討する企業がほとんどです。

この記事では、トラックランドがおすすめする中古ミキサー車の車両をご紹介しつつ、中古ミキサー車を選ぶ際のポイントについても解説します。

【中古トラック】ミキサー車おすすめ3選

トラックランドでは、三菱ふそう・日産UD・日野・いすゞなど、様々なメーカーの優良中古ミキサー車を取り扱っております。

以下、トラックランドがおすすめする、中古ミキサー車を3点ご紹介します。

UDトラックス クオン

<車両情報>

区分 大型
URL https://truckland.jp/store/detail/7921/
年式 平成19年10月
最大積載量 10,000kg
車両総重量 19,970kg
ミッション 6速MT
走行距離 235,000km

<おすすめポイント>
●2デフ
●新明和製
●ドラム容量8.7m3
●ホッパーカバー
●ベッド

【上物】
メーカー:新明和工業
型式:MW441-37
名称型式:新明和 K-441
ドラム容量:8.7m3
最大混合容量:4.4m3、10560kg
ドラム長さ:3.490m
ドラム最大径:2.100m
取付角度:16℃
積載物中心位置:1.280m

日野 プロフィア

<車両情報>

区分 大型
URL https://truckland.jp/store/detail/7840/
年式 平成18年1月
最大積載量 9,800kg
車両総重量 19,960kg
ミッション 7速MT
走行距離 377,000km

<おすすめポイント>
●2デフ
●カヤバ製
●ドラム容量8.7m3
●ベッド、ETC

【上物】
メーカー:カヤバ工業
型式:MR4430
ドラム容量:8.7m3
最大混合容量:4.4m3、10560kg
ドラム長さ:3.47m
ドラム最大径:2.1m
取付角度:16°
積載物重心位置:1.260m

日野 プロフィア

<車両情報>

区分 大型
URL https://truckland.jp/store/detail/7793/
年式 平成9年7月
最大積載量 9,900kg
車両総重量 19,940kg
ミッション 6速MT
走行距離 584,000km

<おすすめポイント>
●2デフ
●カヤバ製
●ドラム容量8.9m3
●電動ホッパーカバー
●390馬力
●ベッド、ETC

【上物】
メーカー:カヤバ工業
ドラム容量:8.9m3
最大混合容量:4.5m3、10800㎏
ドラム長さ:3.53m
ドラム最大径:2.10m
取付角度:16°
積載物重心位置:1.280m

中古ミキサー車を選ぶ際のポイント

ミキサー車は、生コンクリートが固まらないよう運搬するため、特殊な構造をしています。

それぞれの部位が重要な役割を担っており、いずれかの機能が止まると生コンクリートの運搬に支障をきたすおそれがあります。

よって、中古ミキサー車を選ぶ際は、その構造を理解した上で、各部位が問題なく作動するかどうか確認する必要があります。

以下、中古ミキサー車の基本的な構造に触れつつ、選ぶ際のポイント・注意点などを解説します。

ミキサー車の基本的な構造

ミキサー車は、ドラムの中で生コンクリートをかき混ぜながら運搬し、それを適切な場所に下ろせるような構造になっています。

次にご紹介する部位がそれぞれの役割を担うことにより、ミキサー車はミキサー車としての性能を発揮します。

ドラム ●生コンクリートが積載されており、内部の螺旋型プレートが回転し続け、生コンクリートが分離するのを防いでいる
●回転の動力はエンジン後ろに搭載されている「フライホイール」から取り出している
ドラムレバー ●ドラムの回転方向・回転速度を調整するためのレバー
●生コンクリートを下ろすときと積むときで回転方向を変えたり、ドラムの回転スピードを調整したりするのに用いる
ステップ ●ミキサー車の後部に設置されたはしご、もしくは天井にある作業プレート
●洗浄時の足場代わりに使う
ホッパ ●ミキサー車後部上方に設置されており、生コンクリートの投入口となる
●雨水・異物のドラム内混入を防止するため、カバーがかかる車種もある
スクープ
(フローガイド)
●ミキサー車後方の、V型をしている生コンクリートの通り道
●ドラムから排出された生コンクリートを最初に受け止める役割を担う
シュート ●生コンクリートを目的の場所に下ろすための「樋(とい)」の役割を担う
●左右・上下に動き、油圧操作で制御する車種もある
水タンク・水ポンプ ●水タンクには、荷下ろし後にドラム内部・シュートを洗浄するための水が貯蔵されている
●水ポンプは、ミキサー車の洗浄時に動作する油圧ポンプのことで、ホッパーノズル・洗浄ホースへ水を供給する
汚水受け装置 シュート・ホッパなどを洗浄した際に出る、汚水を貯蔵する装置
PTO機構 ●ミキサー車のエンジンから動力を取り出し、油圧ポンプに回転力を伝達させる装置のこと
●ミキサー車の場合、走行中も動作を途切れさせないよう、エンジンに直接取り付けられているのが特徴
油圧装置群 いわゆる油圧システムの総称で、油圧ポンプ・バルブユニット・油圧モーター・作動油タンク・オイルフィルターなどで構成される
フレーム ドラム・ホッパ・シュート・水タンク・油圧装置群を支える役割を担う

中古ミキサー車を選ぶ際は、ベース車両だけでなく、このような各部位のコンディションもチェックする必要があります。

選ぶ際のポイント

中古ミキサー車を選ぶ際は、次のようなポイントを意識すると、導入後のスムーズな運用が期待できます。

サイズ

ミキサー車は、最大積載量が多いタイプほど生コンクリートの積載量も多くなる傾向にあります。

その一方で、最大積載量が増えるとサイズも大きくなってしまうため、どのような現場に投入するのかによって必要なサイズ感が変わってきます。

回転ドラムに積載できる生コンクリートの量によっては、購入車両の活用現場が制限されます。

車両を確認する際は、車検証記載の車両区分・最大積載量に加えて、回転ドラムの容積もチェックしましょう。

また、当然ではありますが、サイズが大きいほど、所用道路幅も広くなってしまいます。

中古ミキサー車は、投入予定の現場の道路状況にも配慮した上で選びましょう。

架装メーカー

ミキサー車の架装メーカーは複数存在し、特にシェアの高い3社は次の通りです。

●KYB(カヤバ)
●極東開発工業
●新明和工業

仮に、現在自社で運用しているミキサー車とは異なる架装メーカーのものを選んだ場合、作業に慣れるまで時間がかかってしまったり、操作ミスが生じたりするおそれがあります。

自社で架装メーカーを統一しているのであれば、どのメーカーのものか確認してから購入を検討しましょう。

選ぶ際の注意点

中古ミキサー車を選ぶにあたり、コンディションの面で特に注意すべき点としては、次のようなものがあげられます。

ベース車両は「年式」と「PTO」に注意

ミキサー車は、回転ドラムを回転させた状態で走行するため、できるだけ低燃費のものを選びたいところです。

一概にはいえませんが、年式が古い車は燃費性能がその時代で止まってしまうため、ランニングコストを抑えるなら年式はできるだけ新しい方が良いでしょう。

また、回転ドラムを動かす原動力は、PTO機構から得ています。

よって、中古ミキサー車の現車確認時は、車両だけでなくPTO機構のコンディションも確認しておきましょう。

回転ドラムは部品レベルまでチェック

生コンクリートは強アルカリ性のため、中古トラックの場合、回転ドラムの付帯部品がアルカリ腐食していることも珍しくありません。

購入時点で部品が腐食しているのは望ましくありませんから、微細な部分もコンディションを確認することが大切です。

さらに、ドラム内にコンクリートが固まっていないかも忘れずにチェックしましょう。はつり作業が必要な場合には余計な手間や費用がかかってしまいます。

なおトラックランドでは、上物動画を撮影しており個車別販売ページに掲載しております。

トラックランドについて

中古トラックの場合、ベース車両やミキサーのコンディションは、1台1台異なります。

しかし、車両を仕入れる段階から一定の基準を設けている中古トラック販売会社を選ぶことによって、個体差を極力少なくすることが可能になり、お客様が良い車に出会えるチャンスを増やすことにつながります。

トラックランドでは、経験豊富な仕入れ担当が、以下のポイントを押さえつつ中古トラックを厳選して仕入れます。

●車台番号・走行距離のチェック
●架装動作確認
●下回り・ボディチェック
●仕入れ車両撮影

その後、整備士資格を持ったスペシャリストの目によって、さらに詳細なチェックが行われます。

●架装動作確認
●細部傷のチェック
●エアコン・ミッション・エンジン・ラジエーター・オイル等のチェック
●ハンドルの遊び
●上物のチェック
●タイヤ残量

さらに、必要に応じて架修・架装を行い、出庫時は清掃・ボディの洗浄を行います。

このように、販売から納車まで「ワンストップ」でのサポートをしていることが、トラックランドの大きな強みとなっています。

中古ミキサー車の購入を検討しているものの、どのお店を選ぶべきか決めきれない方は、お気軽にトラックランドまでお電話・メール等でお問い合わせください。

中古トラックをお探しなら

中古ミキサー車は、複数の部位が連動する形で作動しているため、いずれかに問題が生じると作業に支障が生じるおそれがあります。

また、いくら高性能であっても、現場に必要なサイズ感のミキサー車を選ばなければ、宝の持ち腐れになってしまうでしょう。

現場に混乱を生じさせないためには、自社で利用しているミキサー車の架装メーカーを一致させることも重要です。

トラックランドでは、多種多様な中古ミキサー車を取り扱っておりますので、まずはこちらからご希望の車両があるかどうか検索していただければ幸いです。

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