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トラックショーの開幕式

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ジャパントラックショー2018(取材)

2018年5月10日(木)~12日(土)まで、日本最大のトラック関連総合展示会「ジャパントラックショー2018」がパシフィコ横浜(神奈川 ・ 横浜市)で開催された。

開幕式の様子

開催初日の10日午前9時45分から、Cホール前にて開会式が行われ、一般社団法人国際物流研究所の会長である南元一氏が主催者挨拶を行った。
南氏は「2016年9月に第一回のジャパントラックショー2016を開催させていただいた。経験がないなか、多くの皆様方のご支援とご指導、一定の評価をいただき、 2年後の2018年、もう一度やろうと考えた。その時に、もうちょっと企画を練ってもっと広く多くの方に見てもらったほうがいいという意見をたくさんいただき、面積を倍にし、この会場を全部借り切ることで大変使い勝手のいい開催となることができた 」と、挨拶。
開会式では、出展社を代表して、いすゞ自動車販売株式会社、日野自動車株式会社、三菱ふそうトラック・バス株式会社、 IVECO S.p.A(イベコ)社、など7社と、主催者の南氏がテープカットを行い、ジャパントラックショー2018が開幕した。
今年は、会場面積約24,000平方メートル、トラックメーカー8社の他、架装メーカーやサービス業社など、129社434小間に企業が出展し、大型~小型までのトラック ・ トレーラー、特装車などの車両展示や、関連機器、部品・用品、物流機器の展示などを行った。

トラックショーの様子

初日は10時から18時まで開場し、15,491名が来場した。前回の初日来場者数6,870名をはるかに上回る好スタート。
今年の主催者特別企画(事前登録制の無料講演会) は、「安心・安全な輸送社会の実現に向けて」、「物流業界改革へ事業者の成すべき対応とは」をテーマに、10日・11日の2日間行われた。
講演は、メイン会場と2階のハーバーラウンジで行われ、多くの来場者が講演を聴講し、現在のトラック輸送や物流業界の未来について考えた。
会期中一番来場者が多かったのは2日目の19,309名。 開場時間は初日と同様で、平日金曜日だったが、学生など業界関係者以外の来場者や、トラックユーザーやドライバーが朝から多く訪れた。
最終日は17時の閉場時間までに、16,944名が来場した。12日は、子供が参加できるスタンプラリーが開催され、多くの子供たちが参加。実際に身近で触って試乗できる貴重な体験に、子供たちは目を輝かせブースを巡った。

展示された車両

株式会社日本ヴューテックでは、現在販売中のドライブレコーダーや、現在開発中のオールヴィジョンサポート(大型トラック用カメラ・写真10)、車両・歩行者検知センサーカメラ(写真11)など、トラックドライバーの運転をアシストする製品を展示。
日野自動車株式会社では、ブース内にて最新のトラックに搭載中の安心性能が、VRで体感できるコーナーが設置されていた。
そこでは、VRを付けた体験者視点の画像が、2つのモニターに表示され、 車線逸脱警報、ドライバーモニター、車両ふらつき警報、VSC、スキャニングクルーズⅢ、自動ブレーキシステムの性能を紹介。体験者が座っている運転席シートが実際運転しているような動きをすると同時に、映像・音が流れ、実際乗っているようなリアル感がすごい。言葉の通り体感できるコーナーで、多くの来場者が体験した。
ネットショッピングの急速な発展により、現代の日常生活でなくてはならないトラック。

しかし、ユーザー以外の人間が 「はたらくクルマ」 を実際に見て触れて、試乗などの体験できる機会はほとんどない。
この展示会は、移り変わる社会の変化に合わせ、私たちに安心・安全な生活を提供すべく、各企業ごとで作られた製品や取り組みの周知、今の物流に頼った社会を考える、貴重な機会を与えてくれた。
次回の開催は、 日本にとって記念すべきオリンピックイヤーの2020年5月28日から30日を予定している。

《ジャパントラックショー2018》
会期:2018年5月10日 (木) ~12日 (土)
10:00~18:00 / 最終日は17:00まで
会場:パシフィコ横浜
主催:一般社団法人 国際物流総合研究所
出展規模:129社 (前回77社)
来場者数:会期3日間合計51,744名
展示物:トラック・トレーラー、 特装車などの車両展示、
関連機器、 部品 ・ 用品、 物流機器 等
次回開催予定:2020年5月28日〜30日

展示ブースの様子ジャパントラックショー2018 ご来場ありがとうございました!前のページ

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