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18トントラックのサイズ・積載量は?大型トラックの人気車種も紹介

物流・運送業をはじめ、様々な業界で活躍している大型トラックは長距離・大量輸送を支える重要な存在です。

今回は、18トントラックの種類や主な用途、サイズ・積載量、運転に必要な免許をはじめ、大型トラックの人気車種を紹介します。

18トントラックの購入を検討されている方や、大型トラックに興味がある方はぜひご覧ください。

18トントラックとは?

トラックの「〇トン」という表記は、最大積載量や車両総重量を示し、18トントラックとは車両総重量が18トン程度、または最大積載量が18トン程度のトラックを指します。なお、日本の法律では大型トラックの車両総重量は25トンまでと定められています。

車両重量は、キャブ、シャシ、架装の重量を合計したもので、荷物や乗員がいない状態のトラック全体の重さを指します。燃料やオイルなどの規定量、および標準仕様の荷台が含まれますが、乗員や荷物、工具、スペアタイヤなどは含まれません。

車両総重量は、車両重量に加えて、乗車定員と最大積載量の荷物を加えた、走行時の全体の重量です。「車両総重量=車両重量+乗車定員×55kg+最大積載量」で求められます。

種類・主な用途

大型トラックの代表的な種類(荷台の形状)は以下の通りです。

・平ボディ
・バン
・ウイング
・ダンプ
・タンク
・トラクタヘッド

平ボディは建材や大型機械などを積載しやすく、荷降ろしもしやすいため、建設業界をはじめ、広く利用されているタイプです。

バンタイプは、密閉された荷台で食品や精密機器などの荷物を保護できるため、天候や盗難から荷物を守ることができます。

ウイングタイプは、荷台の側面が開閉するため、迅速な荷物の積み下ろしが可能で、物流業界で頻繁に使用されています。

ダンプは、土砂や廃材などを積載し、荷台を傾けて積載物を降ろす機能があり、土木工事や解体現場などで活躍しているトラックです。

タンクタイプは、液体やガスなどを輸送するために使われ、化学工業や食品産業などで利用されています。

トラクタヘッドはトレーラーを牽引するための車両で、大型貨物の長距離輸送などで使用されています。

18トントラックのサイズ・必要な免許

基本的なサイズや積載量、必要な免許について解説します。

サイズ・積載量

サイズや最大積載量は、各車両により異なりますが、大型トラックの規格内に収まるよう設計されています。具体的には、サイズは全長12メートル以内、全幅2.5メートル以内、全高3.8メートル以内です。

最大積載量は、車両総重量が18トン程度の場合、6.5トンから10トン程度になります。

必要な免許

運転には、大型免許が必要であり、取得にはいくつかの条件があります。

まず、普通免許や準中型免許、中型免許、大型特殊免許のいずれかを取得してから、運転経歴が通算3年以上必要です。そのため、免許を取得できるのは早くても、21歳以上になります。

視力の条件として、両眼で0.8以上、片眼で0.5以上です。さらに、深視力検査もあり、3回の検査で誤差が2cm以内であることが基準です。聴力は、10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえるかどうかが基準です。加えて、色彩識別検査では、信号機の赤、青、黄の色を識別できるかが求められます。

大型免許の取得方法としては、大きく2つの選択肢があります。まず、自動車教習所に通い、規定のカリキュラムを修了してから試験を受ける方法です。この方法では、学科や実技の講習を受けることで段階的にスキルを身につけながら、試験に備えることができます。

もう一つの方法は、試験場で直接「一発試験」を受ける方法です。この方法は、教習所に通わずに試験を受けるため、費用を抑えることができますが、実技の難易度が高く、高い運転スキルが求められます。

大型トラックの人気車種

ここからは、大型トラックの人気車種の特徴を紹介します。

三菱ふそう・スーパーグレート

日本の輸送ビジネスを長年支えてきた大型トラックの代表モデルです。2代目モデル以降の全車に搭載されている「ShiftPilot」という先進のAMT(自動変速制御)は、前進12段、後進2段の変速を自動で行い、2ペダルでの操作が可能です。変速ショックも少なく、慣れていない人でも安心して運転できる仕様です。

また、運転をサポートする機能や、ドライバーの異常時に車両を停止させる機能、自動で発進停止を調整する機能なども搭載されています。

日野・プロフィア

日野自動車が製造するトラックの中で特に人気の高いモデルです。ドライバー目線で設計されており、積載性能だけでなく使いやすさや快適性も優れています。

搭載されているA09Cエンジンは、軽量で低回転・高トルク仕様となっていて、燃料消費を抑えつつ業務の収益性を高めることができます。

コックピット内のスイッチ類やサイドブレーキは使いやすいように配置されており、快適な室内空間と安全性能も充実しており、長距離運転でも疲れにくい設計が特徴です。

いすゞ・ギガ

ディーゼルエンジン技術の高さで定評のある、いすゞ自動車が誇る「ギガ」。安全運行や事故リスク低減に加え、ドライバーの採用にも配慮して開発されており、最新モデルでは2025年度燃費基準に対応したエンジンのアップデートが施されています。

プリクラッシュブレーキや全車速車間クルーズ、ブラインドスポットモニターなど、ドライバーと周囲を守る充実した機能が搭載されています。

UDトラックス・クオン

2004年にビッグサムの後継車として登場し、進化を遂げている大型トラックです。運転性能に優れ、運転のしやすさと快適な乗り心地が特徴です。

燃費性能も高く、省燃費とパワフルな走行性能が特徴です。軽量化と高い架装性、メンテナンス性により、ライフサイクルコストを抑えながら長期間にわたって高いパフォーマンスを維持できる点も大きな魅力です。

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18トントラックについて

この記事では、18トントラックの種類や主な用途、サイズ、必要な免許について解説し、大型トラックの人気車種についても解説しました。18トントラックとは、車両総重量が18トン程度、または最大積載量が18トン程度の大型車両で、長距離・大量輸送に適しています。

日野・プロフィアや三菱ふそう・スーパーグレート、いすゞ・ギガ、UDトラックス・クオンなどの車種があり、それぞれ高い性能と快適性、安全機能を備えています。

18トントラックを探している方は、トラックランドのサービスをぜひ活用してください。

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