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ニュース&トピックス

IAA TRANSPORTATION 2022
展示会レポート海外編



世界最大規模の商用車に関する国際展示会『IAA Transportation』が、ドイツ・ハノーファーにて9月20日〜25日に開催されました。
4年ぶりに開催された今展示会では、カーボンニュートラルの実現に向け、各社が電動化に関する技術を強くアピールする姿が目立ち、商用車業界においても電動化の波が直ぐそこまで迫って来ていることを強く実感させられる展示会となりました。
そんな商用車業界の最前線レポートを、読者の皆様にお届けいたします!

IAA TRANSPORTATIONとは?

TRANSPORTATION(アイエーエートランスポーテーション)は、ドイツ中北部の商工業都市ハノーファー「ハノーファー国際見本市会場」にて2年毎に開催されている、世界最大規模の商用車や次世代輸送システムに関する国際展示会。
同展示会は新型コロナウイルスの影響を受け、名称変更のうえ2018年以来4年振りの開催となり出展者数も例年より減少したが、それでも40カ国以上の国や地域から約1,400の事業者が出展し、6日間に渡り盛大に催された。

今回、機会があり、IAA Transportationを視察することになった。同展示会は過去に一度だけ旧名称の頃に訪れたことがある。それこそ10年以上前の話だ。
日本から展示会場のあるドイツ・ハノーファーまではイスタンブール経由で約17時間。現地入りした午前時点での気温は約10度と、日本とかなりの温度差を感じた。
IAAの会場である国際見本市会場に到着する。コロナ前と比べ出展事業者数が減少したとの事だったが、それでも日本国内で開催されるどんな展示会よりも規模が大きく桁違いである。
早速場内を視察するが、一見してEVやFCのトラック、燃料電池関連の技術などが目立つ。
欧州が環境規制の厳しい商圏という事情もあるのだろうが、自動車メーカーを筆頭に多くの出展事業者がいわゆるカーボンニュートラルの実現を強く意識しているのが伝わって来た。
例えば、メルセデス・ベンツ(ダイムラー・トラック)では展示車両の大半がEVトラックとなっていた。なかでもこの展示会で世界初公開となった大型EVトラック「eアクトロス・ロングホール(P3下段画像参照)」は1充電で500kmの航行が可能、充電も30分以内に20%から80%まで可能との事で、24年からの量産を計画しているらしい。

会場内では、日本でも人気・知名度の高いスカニア、ボルボ、日本ではまだまだ馴染みの薄いDAF、MAN、IVECO、RENAULT等の欧州大手メーカーブースも見て回った。そこでは将来を見据えたEVトラックにアイデンティティーを求める企業や、向こう数年の現実的な路線を意識してディーゼル車に比重を置く企業等、各社其々といったブース作りが展開されていた。
例えば、スカニアのブースに立ち寄った際まず目に飛び込んできたのは、エメラルドカラーのオブジェで大きくアピールされた8%という数字だった。
これは今年初頭に発表された新型エンジンを象徴するものであり「長距離走行において8%以上の燃料節約を達成」という部分を表現している数字だ。この新型エンジンは内部の摩擦や抵抗を極限まで減らし、あらゆる部分が最適化され、燃料消費量が大幅に改善されいるという。
同社ブースの方との会話中「できる限りディーゼル車を供給してゆきたい、顧客からの要望も多く、現時点で重量物の長距離航行を考えた時にはまだしばらくディーゼル車が主流だろう」といった主旨の話もあった。ダイムラーとは対象的に、気たるべき未来よりもまずは眼前の現実なのだろうか。その眼差しの先には、たった今スカニアを必要としている顧客が第一に見えているのだろうと感じた。
ちなみに先のエンジンの開発には20億ユーロ以上という途方もない額が充てられたという話なのだが、そこからも同社のディーゼルエンジンに託す本気度が伺えた。

場内の一角は試乗コーナーとなっていて、各社のEVトラックが実際に走っている姿を見ることができ、どの車両も一見してとてもしなやかな走りに感じた。EVトラックはモーターで駆動している為、振動も少なく聞き慣れたエンジンの音もしない。馴染み深いディーゼル車とここまで大きく違うのかと、不思議な気分になった。

今回展示会を視察し、トラックは電動化が不向きと呼ばれていたのが大昔に感じられる程に、世の中が切り替わりつつあるのを強く感じた。
EVトラックのコンセプトモデルや電動技術を全面に打ち出し、EV化に向け大きく舵を切ろうとする企業、一方で水素エンジンやバイオディーゼル等、来るべき未来を見据えながらも直近の課題に向き合い最適解を提示する企業等、その姿勢は各社で大きく違った。しかし、いずれも脱炭素化に向けて、真摯に向き合う姿勢が感じられ、世の中の動きを肌で実感した展示会であった。

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