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まなびのコラム

中古トラックをオークションで売買する方法!利用する際の注意点も

オークションでの中古トラックの売買に興味があるという方も多いのではないでしょうか。
個人や車業界以外の法人が、オークションで中古トラックを売買することは決して難しいことではありません。
ただし、オークションで中古トラックを売買する際には、知っておいたほうが良い注意点があります。
この記事では、中古トラックをオークションで売買する方法や流れ、利用する際の注意点を解説します。

中古トラックの売買が可能なオークションとは?

中古トラックを売りたい人・買いたい人は、中古車販売店やディーラーに依頼するのが一般的ですが、それとは別にオークションで売買するという方法もあります。

中古トラックのオークションは、大きく分けて、業者が利用する「オートオークション」と、個人売買が可能なヤフオク!などの「ネットオークション」があります。
オークションで中古トラックを購入する最大のメリットが、市場での価格相場よりも安く車両を購入できる点です。
中古車販売店の多くが、オートオークションで中古トラックを仕入れて販売しているため、オークションで落札すれば店舗の利益を抜いた「仕入れ値」で購入ができます。
中古トラックを売りたい場合でも、販売店の利益のないオークションであれば、より高く売却できるという理屈になります。
そのため、オークションを上手に活用すれば、より有利な条件で中古トラックを売買できる可能性があります。

中古トラックをオークションで売買する方法

ここでは、オートオークション・ネットオークションで、実際に中古トラックを売買する方法を解説します。

オートオークション

オートオークションは全国の会場で開催されており、会場にもよりますが毎週数千台の中古トラックが出品されます。
近年では、現地での出品・落札だけではなく、インターネットを利用して中古トラックの出品や落札をすることが可能です。
ただし、オートオークションは、中古車販売店やディーラーなど、古物商許可証を持った業者しか参加できません。
そのため、個人や車業界以外の方がオートオークションを利用するためには、「オークション代行業者」に依頼して売買する必要があります。
オークション代行業者に依頼する場合、手数料が発生してしまう代理店もありますので注意が必要です。

ネットオークション

ネットオークションで中古トラックを売買する場合、個人の方でもネットオークションのIDがあれば簡単に出品・落札ができます。

●ネットオークションで中古トラックを購入する場合
1:目的の車両を検索する
2:車両の状態を写真、商品説明などで確認する
3:目的の車両を落札、支払いをする
4:車両、必要書類を引き取る、もしくは陸送してもらう
5:名義変更を行う

中古トラックを購入する場合には、現地での引取りになるか、陸送が必要になるかを確認しておきましょう。
車検が残っている中古トラックの場合、自走での引取りも可能ですが、無保険の状態で走行できませんので短期の自動車保険などを利用するのも1つの方法です。

●ネットオークションで中古トラックを売却する場合
1:出品する中古トラックの写真を撮る
2:必要な書類が揃っているか確認する
3:車両情報、車両の状態を入力する
4:落札されたら車両、および必要書類を落札者に渡す

中古トラックをネットオークションで売却する場合、遠方地からの落札の場合は陸送などを
手配する必要があります。
また、落札後にクレームにならないように、車両の状態やキズ・ヘコみの有無など、可能な限り詳細を
商品説明に記載しておくようにしましょう。

●ネットオークションでの売買時に必要な書類

一般的に、ネットオークションで中古トラックを売買する場合、必要となる書類は以下の通りです。

・譲渡証明書
・委任状
・印鑑証明書
・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車納税証明書
・自動車リサイクル券

特にネットオークションで中古トラックを購入する場合、名義変更をどのように行うかを考えておくようにしましょう。

中古トラックをオークションで売買する際の注意点

中古トラックをオークションで売買する場合、車両の品質や売買に係る取引のトラブルが自己責任になる点に注意が必要です。
販売店を挟まないオークションでは、より有利な条件で中古トラックを売買できる可能性があります。
ただし、オークションの落札価格と、販売店の販売価格の差は、利益だけではなく販売するためのメンテナンス料金も含んでいることを忘れてはいけません。
ここでは、中古トラックをオークションで売買する前に、知っておくべき注意点を解説します。

トラックの品質問題

オークションで中古トラックを購入する際には、車両の品質に注意が必要です。
原則、オークションでの中古トラックの売買は、売り切り・買い切りが基本ですので、車両の整備などは自己責任で行う必要があります。
また、重大な瑕疵がある場合を除き返品はできませんので、購入した中古トラックに、エンジン異音やオイル漏れなどのトラブルがあった場合でも自分で修理の手配等をしなければなりません。
オークションで中古トラックを購入する場合でも、可能な限り現車確認を行っておいた方が安全です。
実際に筆者も、オートオークションで安く落札できて喜んでいたら、東北地方の車両だったため、融雪剤の塩分でフレームが錆びて穴が開いていたという失敗もあります。

個人間取り引きのトラブル

ネットオークションでの個人間取り引きの場合、出品者、または落札者とのトラブルになってしまう可能性があります。
業者しか参加できないオートオークションとは違い、ネットオークションのアカウントがあるだけで出品できるネットオークションには様々な方が参加しています。
特に、中古トラックは高額な取引になりますので、出品時に商品の説明が足りなかった場合、クレームとなり、トラブルに繋がってしまうケースがあります。

中古トラックは販売店での購入が安心

中古トラックは、メンテナンスまでしっかり任せられる、販売店での購入が安心です。
車両価格を安く購入できる可能性のあるオークションですが、車両のメンテナンスが自己責任になってしまうという大きなデメリットがあります。
そのため、納車時にしっかり整備された中古トラックを購入した方が、結果的に費用を安く抑えられるケースも多くなっています。
トラックランドでは、グループ会社に整備工場がありますので、納車整備はもちろん、納車後のメンテナンスも安心してお任せ頂けます。
ぜひ、整備会社を持っていないWEB上のみで販売している同業他社と比べてみてください!

中古トラックをオークションで売買する際は要注意

中古トラックをオークションで売買すれば、市場価格よりも有利な相場で取引できる可能性はあります。
ただし、オークションで売買する際には、車両のメンテナンスはもちろん、取引時のトラブルに関しても自己責任となってしまう点には注意が必要です。
そうした点を総合的に考えると、中古トラックの売買は、販売店を通して行った方が安心して取引することができます。

中古トラックの売買を検討している方は、グループ会社で安心して整備も受けられる、
トラックランドにお気軽にお問い合わせください。

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