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トラック乗務員のお仕事 1日密着特集 !

タカネットサービスグループの運送事業を担い、栃木を拠点に全国8カ所に事業所を展開する株式会社タカロジ。
今回は高知営業所(高知県高知市)に所属し、大型のアルミウィングで毎日配送の仕事をしている女性乗務員の宮本真梨菜(みやもとまりな)さんの1日に密着しました。

タカロジは女性が活躍できる職場です!!

Q.タカロジに入社したのはいつ頃ですか?

2020年11月に入社しました。

-タカロジで働こうと思ったきっかけは?

大型トラックに乗りたいなと思って転職先を探していた時に、偶然タカロジの大型トラックを見かけたのがきっかけです。HPでタカロジのことを調べたら新しい車両ばかりで、女性活躍中と書かれていて、「ここやったら女の人でも働ける荷物を扱いおるやろうな※1」と思ったので、すぐに電話して面接を受けました。
※1.扱いおるやろうな・・・土佐弁で扱っているだろうな。の意

-高知営業所はどんな雰囲気ですか?

和気あいあいとしたアットホームな雰囲気の職場で、困ったことがあった時はすぐに誰にでも相談できます。

Q.入社当時はどんな仕事を担当していましたか?

最初は4tトラックで高知県内を中心に、遠いところだと香川県高松市内まで荷物を運んでいました。

-今はどんな仕事をされていますか?

大型トラックで高知市内で荷物を積んで宿毛市内の倉庫で下ろし、そこで文旦※2を集荷して高知市内の荷主様に納品する仕事や、高知から大阪に行き、大阪で集荷した荷物を高知市内の荷主様に納品する仕事などを行っています。
積み込みの段階で、まずカゴ倒れないように、そして中の荷物が崩れないように気を付けながら固定しています。また、走行中は荷物が崩れないように急なカーブは特に速度を落として運転しています。
※2.文旦・・・高知の特産品フルーツ。柑橘類の一種

Q.入社して良かったと思うことはありますか。

最初の研修や指導が良かったです。入社後1ヶ月程度きっちり横乗りさせてもらい、運行ルートなどをしっかり指導していただいたので、安心して1人で仕事が出来るようになりました。今も道路規制などで運行ルートが不安な時は行く前に全部教えてもらっています。「ここの道通ったらいいよ」と教えていただけるのでとても働きやすいです。
また、タカロジには女性乗務員の先輩も多く、今まで経験したことなどの話を聞くことが出来てとても参考になっています。

-困った時の対処法は?

上司や同僚に相談します。以前、大阪で道に迷い営業所に電話を掛けたことがあります。大阪の港湾地区から高速道路に乗らないといけなかったのですが、その日は工事で通行止めだったんですよね。横乗りでもそこしか通ったことがなかったので、車両を広いところに止めて確認しようと思って走っていたら、自分が今どこ走っているかがわからなくなってしまった状態で、一旦車を止めて営業所に電話をしました。
タカロジでは運行管理システムで運行中のトラックの位置状況を把握しているので、その時は自分が今いる場所からの道順を的確に教えていただきました。本当に助かりました。

今後の目標

けん引免許を取ってトレーラーに乗ることです。YouTubeで女性のトレーラー乗りの動画を見ていたら、女性のトレーラー乗りってかっこいいなと憧れるようになりました。
そろそろ、けん引免許を取りに行こうかなって思っています。

笑顔が印象的な宮本乗務員は目標に向かって日々邁進しています。宮本乗務員は「ずっと笑顔でニコニコ仕事を頑張っているので、仕事仲間や集配先のお客様問わず誰にでも愛されています」と、タカロジ高知営業所の福本所長。

「運蔵業界は男性社会と言われていますが、これからの時代は女性乗務員も増えてくると思いますし、宮本乗務員が1つの懸け橋となって運送業界にもっと女性が進出していったらなと。仕事に慣れてきたら関東にもバンバン行ってもらいたい」と、期待しています。
目標が達成したらまた新たな挑戦をするなど、ストイックに研鑽を積んでいくタカロジのホープは、業務の中で日々成長し続けています。

大型トラックに乗る!目標を立てて夢を実現!

Q.幼少期からトラックに乗りたいと思っていたのですか?

思っていなかったです。仲が良い友人が大型トラックに乗り始めたので、それに憧れて自分もトラックを運転してみたいと思ったのがきっかけです。

-学校を卒業してすぐに運送業界に入りましたか?

最初は自動車学校の事務員兼送迎の仕事をしていました。送迎時に私は運送の仕事向いているかもしれないと思ったことも、この仕事を選んだ理由の一つです。送迎をしていましたが、タクシーやバスではなく物を運ぶ仕事がしたいと思い、運送会社に転職しました。

-初めて入った運送会社では何を運んでいましたか?

大型トラックに乗りたいという目標を持った当時は、全く荷物を触ったことがない状況だったので、知識を付けて手積みが出来るようになろうと思い、手積み集配の仕事がある運送会社に転職し、2t車で雑貨やOA製品を運んでいました。また、大型トラックの免許は、そこで仕事をしながら取得しました。

-大型トラックに初めて乗ったのはいつですか?

今年の1月半ばくらいですね。横乗りスタートで大型トラックに乗る夢が実現しました。

-大型トラックを運転する時に苦手だったことはありますか?

最初は車両感覚をつかむのが難しくて、右左折がすごく苦手でした。
想像以上にトラックが長く、内輪差振り幅などに慣れるまで時間がかかりました。
それとバックが苦手だったので、克服するために営業所の駐車場内でバックの練習を集中的に指導してもらいました。その時にコツがつかめて克服することが出来ました。

Q.この仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか?

納品先や集荷先のお客様と仲良くなりお話している時です。納品・集荷先エリアの話や県の情報など知らないことを色々と教えてもらえることがすごく楽しいので、この仕事にやりがいを感じています。

Q.趣味とオフの日の過ごし方は?

運転が好きなのでドライブで海に行ったり、季節によっては花の写真を撮影しに行ったりします。オフの日は友達とオシャレなカフェにランチ食べに行くことが多いです。インスタ用に写真を撮影して投稿したりしています。


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